抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿は,ハビタットIIIと日本の自治体の役割に関し,横浜の国際貢献の取組:Y-PORTについて報告した。先ず,2016年10月エクアドルで開催された第3回国連人間居住会議において,都市問題や人間居住に係る課題の解決に向けた国際的な取組方針である「ニュー・アーバン・アジェンダ」が採択されたこと,横浜市にとってもハビタットは,なじみの深い,重要な国際的枠組みであったこと等を報告した。次に,公民連携による都市間協力Y-PORT事業に関し,横浜市は,2011年11月に「横浜の資源・技術を活用した公民連携による国際技術協力(Y-PORT事業:Yokohama Partnership of Resouces and Technologies)」をスタートしたこと,Y-PORT事業の大きな特色として,海外都市と二都市間の協力関係を構築した上で,JICA,アジア開発銀行,世界銀行などとも協力し,都市づくりの上流計画から参画し,BtoBを含む,都市インフラ事業,都市サービスの提供を包括的に行おうとする点があること等を報告した。最後に,都市間協力の重要性と今後の展望に関し,「ニュー・アーバン・アジェンダ」の採択を受け,新興国地方公共団体の都市政策実施能力の強化をより進めることが重要となること等を報告した。