文献

J-GLOBAL ID：201702215865726127   整理番号：17A0716235

ADAR1およびMicroRNA;がんの隠れたクロストーク

ADAR1 and MicroRNA; A Hidden Crosstalk in Cancer

著者 (3件)： CHO Charles J. (Univ. Ulsan Coll. of Medicine, Seoul, KOR) ,  MYUNG Seung-Jae (Univ. Ulsan Coll. of Medicine, Seoul, KOR) ,  CHANG Suhwan (Univ. Ulsan Coll. of Medicine, Seoul, KOR)
資料名： International Journal of Molecular Sciences (Web)  (International Journal of Molecular Sciences (Web))
巻： 18  号： 4  ページ： WEB ONLY  発行年： 2017年04月 
JST資料番号： U7038A  ISSN： 1422-0067  CODEN： IJMCFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 癌細胞の発達は,遺伝的または後成的変化に依存すると考えられている。しかしながら,この概念は最近,癌においてしばしば上方制御される,ヌクレオチド編集の別の様式である,RNA編集によって挑戦に面している。 RNA編集は,アデノシンまたはシトシンのいずれかが,ADAR(アデノシンデアミナーゼ;RNA特異的)またはAPOBEC3B(アポリポ蛋白質B mRNA編集酵素触媒サブユニット3B)を含む一群のRNA編集酵素によって脱アミノ化される生化学的プロセスである。RNA編集の結果は,蛋白質コードや,RNA安定性や,スプライシングおよびマイクロRNA標的相互作用に影響を与え得る,通常アデノシン~イノシン(A対I)またはシチジンからウリジン(C対U)への移行である。これらの変化の機能的影響は,大部分が不明であり,広範な研究の対象である。本レビューでは,マイクロRNAのプロセッシングと機能の調節を介して発癌に及ぼすADARの影響に特に焦点を当てる。これは,ADAR酵素や,RNA編集,およびマイクロRNAプロセッシングの特性に関する現在の知識を簡単に概説したものである。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *アデノシンデアミナーゼ ,  *RNAエディティング ,  アンチセンスRNA ,  RNAプロセシング ,  腫瘍
準シソーラス用語： *ADAR1 ,  miRNA

分類 (2件)： 分子遺伝学一般  (EC02010J) ,  腫ようの化学・生化学・病理学  (GE02030N)

タイトルに関連する用語 (4件)： ADAR1 ,  microRNA ,  がん ,  クロストーク