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J-GLOBAL ID:201702216106951185   整理番号:17A0222586

新規な多官能性リンカーを有する新規カテプシンB感受性カンプトセシンナノ粒子の設計,合成,および生物学的評価

Design, Synthesis, and Biological Evaluation of New Cathepsin B-Sensitive Camptothecin Nanoparticles Equipped with a Novel Multifuctional Linker
著者 (9件):
資料名:
巻: 27  号:ページ: 1267-1275  発行年: 2016年05月 
JST資料番号: W0169A  ISSN: 1043-1802  CODEN: BCCHES  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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本研究において著者らは,新規設計した多官能性リンカーの,プロドラッグ設計への応用を試みた。対象として,トポイソメラーゼI阻害剤イリノテカンの活性代謝物である,SN-38(7-エチル-10-ヒドロキシカンプトテシン)を選択した。SN-38のin vitro細胞毒性は,親化合物であるイリノテカンに比較して,1000倍高い活性を示すが,水溶性が低い,毒性が高い,治療効果が低いなどの欠点を有している。著者らは,SN-38プロドラッグとして,新規設計した多官能性リンカーを分子内に有する,2種類の化合物を調製した。具体的には,1)カテプシンB(CTB)感受性を有するVal-Cit(バリン-シトルリン)構造を含むトリガー部分(Boc-Val-Cit-またはCbz-Val-Cit-),2)CTBの解裂に誘導され薬剤を放出するリンカー部分(mPEG2000を含む),3)薬剤であるSN-38の,3種類の成分が化学的に順に結合した2種類の化合物(1a:Cbz誘導体,および,1b:Boc誘導体)を,クリック反応などを経て調製した。分子内へのmPEG2000フラグメントの導入により,化合物1aおよび1bはナノ粒子構造を形成し,それぞれの平均粒径は,216.9nmおよび257.9nmとなった。その結果,各化合物の水溶性は,19,000倍以上へと向上した。CTB存在下でのSN-38放出挙動をHPLCにより確認した。また,プロドラッグ1aは,本研究で用いてた全ての細胞株(HCT-116,HT-29,COLO205,SKOV-3,MGC-803)に対して,強力なin vitro細胞毒性を示すことを確認した。
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
抗腫よう薬の基礎研究  ,  薬剤学一般  ,  バイオアッセイ 

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