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J-GLOBAL ID:201702218669807462   整理番号:17A0268507

コヒスタン(パキスタン),チラス複合岩体:島弧の根源の指標としてのマフィック-超マフィック岩のケイ酸塩-酸化鉱物組成

Silicate-oxide mineral chemistry of mafic-ultramafic rocks as an indicator of the roots of an island arc: The Chilas Complex, Kohistan (Pakistan)
著者 (5件):
資料名:
巻: 25  号:ページ: 4-27  発行年: 2016年 
JST資料番号: U0525A  ISSN: 1440-1738  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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チラス複合岩体は白亜紀コヒスタン島弧の主要な下部地殻岩体であり,世界で最も大規模な島弧マグマ溜りの露出体である。8000km2以上を被い,幅40kmに達する構造帯をなし,カラコルムプレートと島弧の衝突直後の85Maに起きた島弧リフティングの際に定置した。複合岩体の85%以上は均質なカンラン石を含まないガブロノーライトとそれに次いで多い斜方輝石石英閃緑岩(MGNA)からなり,30km2を超える超マフィック-マフィック-アノーソサイト複合岩(UMAA)体を含む。岩体全体がグラニュライト相の変成作用を被っているにもかかわらず,初生的な集積岩組織,層状構造,堆積構造がUMAAの層状部によく保存されている。UMAAはMGNAよりもMgとAlに富む輝石とCaに富む斜長石で特徴付けられる。(MGNAの)斜方輝石,磁鉄鉱及びイルメナイトの高いモード,Mg-Fe-Alスピネルが示す組成変化傾向,AFM図上の全岩化学組成変化は,複合岩体がカルクアルカリ岩質であることを示唆する。輝石のWo-En-Fs組成変化は島弧はんれい岩類のものと類似する。UMAA中のCaに富む斜長石と普通角閃石の存在は親マグマが水に富んでいたことを示す。複合岩体は上昇するマントルダイアピルが二段階の部分融解を経て生じたものであろう。MGNA岩類は初期の融解によって,UMAAはその枯渇した融け残り岩が再融解して生じた。UMAA中の塊状かんらん岩は集積岩であるか,あるいはメタソマティズムを受けて再流動した上部マントルかもしれない。チラス複合岩体は多くの沈み込み帯のマフィック-超マフィック複合岩体と類似している。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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深成岩 
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