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J-GLOBAL ID:201702218823059933   整理番号:17A0440114

健常者のトレハロース経口摂取後の血糖,インスリン,インクレチン反応

Glycemic, insulinemic and incretin responses after oral trehalose ingestion in healthy subjects
著者 (10件):
資料名:
巻: 16  号: Feb  ページ: 16:9 (WEB ONLY)  発行年: 2017年02月 
JST資料番号: U7032A  ISSN: 1475-2891  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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トレハロースは特異的な腸刷子縁ジサッカリダーゼ(トレハラーゼ)で2分子のグルコースに加水分解される。動物実験ではトレハロースは高脂肪食給餌マウスの脂肪細胞肥大を抑制し,インスリン抵抗性を軽減することが示されている。最近,トレハロースがヒトのグルコース耐性を改善することが分かった。しかしヒトのトレハロース摂取後の代謝反応についてはよくわかっていない。そこで本研究では健康な日本人被験者のトレハロース摂取後の血糖,インスリン,インクレチン反応を検討した。交差試験において,絶食をした健康な20人の被験者が25gトレハロースまたはグルコースを100mlの水に溶解して摂取した。摂取後3時間まで血液試料を採取し,血糖,インスリン,胃活動抑制ポリペプチド(GIP),グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)濃度を測定した。その結果,トレハロース摂取により血糖濃度は急速に増加せず,インスリンおよびGIP分泌の促進作用がグルコース摂取時よりも低下した。反対にGLP-1はグルコースに比べてトレハロース摂取後45分,180分に濃度が増加した。特に,脂肪蓄積により誘導されるGIP分泌はトレハロース摂取後に著しく低下した。これらの結果から,トレハロースは血糖を急激な増加と,脂肪蓄積を促進するインスリンおよびGIPの過剰分泌を促進しないという特性を持つことから,健康増進に有効な二糖類であると考えられた。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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砂糖以外の糖  ,  糖質の代謝と栄養 

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