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J-GLOBAL ID：201702219216780711   整理番号：17A0373766

東部Lhasaテレーン,南チベットの衝突後カリ質火成活動:大陸沈み込みチャンネルにおけるメランジェの部分融解の生成物【Powered by NICT】

Post-collisional potassic magmatism in the eastern Lhasa terrane, South Tibet: Products of partial melting of melanges in a continental subduction channel

著者 (9件)： Zhang Lihong (Key Laboratory of Cenozoic Geology and Environment, Institute of Geology and Geophysics, Chinese Academy of Sciences, Beijing 100029, China) ,  Zhang Lihong (University of Chinese Academy of Sciences, Beijing 100049, China) ,  Guo Zhengfu (Key Laboratory of Cenozoic Geology and Environment, Institute of Geology and Geophysics, Chinese Academy of Sciences, Beijing 100029, China) ,  Zhang Maoliang (Key Laboratory of Cenozoic Geology and Environment, Institute of Geology and Geophysics, Chinese Academy of Sciences, Beijing 100029, China) ,  Zhang Maoliang (University of Chinese Academy of Sciences, Beijing 100049, China) ,  Cheng Zhihui (Key Laboratory of Cenozoic Geology and Environment, Institute of Geology and Geophysics, Chinese Academy of Sciences, Beijing 100029, China) ,  Cheng Zhihui (University of Chinese Academy of Sciences, Beijing 100049, China) ,  Sun Yutao (Key Laboratory of Cenozoic Geology and Environment, Institute of Geology and Geophysics, Chinese Academy of Sciences, Beijing 100029, China) ,  Sun Yutao (University of Chinese Academy of Sciences, Beijing 100049, China)
資料名： Gondwana Research  (Gondwana Research)
巻： 41  ページ： 9-28  発行年： 2017年 
JST資料番号： W2249A  ISSN： 1342-937X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 東部Lhasaテレーンに広く分布している後衝突、カリウム質火成岩はインドリソスフェアの北方への沈み込みとチベット高原の隆起の地球力学過程の包括的な理解のための重要な情報を与える。全岩主要及び微量元素,Sr-Nd-Pb同位体,及びin situジルコンU-Pb年代とHf-O同位体分析の結合したデータ群はLhasaテレーン,南チベットの東部におけるYangyingカリウム火山岩(YPVR)を示した。これらの火山岩は,粗面岩,高K_2O(5.46 9.30wt.%),SiO_2(61.34 68.62wt.%)とAl_2O_3(15.06 17.36wt.%),及び比較的低いMgO(0.47 2.80wt.%)とFeO_t(1.70 4.90wt.%)により特性化されてから構成されている。コンドライト正規化希土類元素(REE)パターンは,明確に負のEu異常を示した。原始マントル不適合微量元素図は,高磁場強度元素(H FSE)と比較して大きなイオンの親石元素(LILE)の強い濃縮を示し,有意な負状Nb-Ta-Ti異常を示した。初期同位体組成は,比較的放射性のSr[(~87Sr/~86Sr)i=0.711978 0.712090)]と非放射性Nd[(~143Nd/~144Nd)i=0.512121 0.512148]を示した。Pb同位体組成[(~206Pb/~204Pb)i=18.615 18.774,(~207Pb/~204Pb)i=15.708 15.793,(~208Pb/~204Pb)i=39.274 39.355)]と組み合わせて,これらのデータはそれらの源地域における沈み込んだ大陸地殻堆積物から成分の関与と一致した。全岩Sr-Nd-Pb同位体組成は,Lhasaテレーンから富化したマントル由来の苦鉄質超カリ質マグマと比較的枯渇した地殻汚染物質間の線形傾向を示した。南チベット下の上部マントルの富化は~55Maでのインド-アジア衝突からLhasaテレーン直下でのインド大陸リソスフェアの北向きにアンダースラスティングする際に,枯渇したMORBマントルへ沈み込んだインド大陸地殻から誘導された成分の添加に起因すると考えられている。二次イオン質量分析法(SIMS)U-Pbジルコンは10.61±0.10Maと10.70±0.18Ma(加重平均年代)の噴火年代を示し解析した。,ジルコンのO同位体比(5.51 7.22‰)と組み合わせた,ジルコンHf同位体組成[E_Hf(t)= 4.79~ 0.17]は,それらの岩石成因論における地殻物質の添加を意味している。単斜輝石-液体間地質温度圧力計は,単斜輝石結晶化の圧力(2.5 4.1kbar)と温度(1029.4 1082.9°C)を明らかにし,マグマ溜まりの深さは11.6 16 4kmであったことを示唆した。エネルギー制約付同化作用と分別結晶作用(EC AFC)モデル計算はLhasaテレーン下14.40 18 0.75kmの領域,単斜輝石 液体熱力学地質温度圧力計によって示唆されるようにこれはマグマ溜まりの深さと一致しているにおける同化作用と分別結晶作用の深さを示した。全岩主成分元素および微量元素とSr-Nd-Pb同位体組成,EC AFCモデリングシミュレーションとジルコンHf-O同位体データと組み合わせて,に基づいて,YPVRはKに富む苦鉄質原始マグマの同化作用と分別結晶作用(AFC)プロセス,インド大陸沈み込みメランジェ岩の部分溶融によって引き起こされたから生じることを提案した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： *サブダクション ,  マグマ ,  ジルコン ,  *チベット自治区 ,  大陸地殻 ,  カリウム ,  単斜輝石 ,  インド ,  主成分元素 ,  マントル ,  微量元素 ,  分別晶出作用 ,  *部分融解 ,  上部マントル ,  同位体存在比

著者キーワード (5件)： 衝突後カリ質火成活動 ,  ジルコンU-Pb年代測定 ,  同化と分別晶出作用(AFC) ,  インドメランジェ ,  南チベット

分類 (2件)： 岩石圏の地球化学一般  (DD01041C) ,  年代測定  (DD01050W)

タイトルに関連する用語 (11件)： Lhasaテレーン ,  チベット ,  衝突 ,  質 ,  火成活動 ,  大陸 ,  沈み込み ,  チャンネル ,  メランジェ ,  部分融解 ,  生成物