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J-GLOBAL ID:201702219651649308   整理番号:17A0500365

O-アリール化とSuzuki-Miyauraカップリング反応の触媒としてのフェロセン-カルボキサルデヒドの硫酸化およびセレン化アゾメチンのパラダサイクル

Palladacycles of sulfated and selenated Schiff bases of ferrocene-carboxaldehyde as catalysts for O-arylation and Suzuki-Miyaura coupling
著者 (5件):
資料名:
巻: 46  号:ページ: 2485-2496  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0270A  ISSN: 1477-9226  CODEN: DTARAF  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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フェロセン-カルボキサルデヒドの2-(フェニルチオセレノ)エチルアミンとの反応によって合成されるフェロセンコアを有するシッフ塩基配位子(L1:硫酸化とL2:セレン化)は,NaOAcの存在下でNa2PdCl4との反応によってシクロパラジウム化錯体[Pd(L1/L2-H)Cl](1/2)を与える。硫酸化アゾメチンL1の錯体1は,トリフェニルホスフィンの1当量と反応して,Pd-S結合の切断に起因して生じた錯体[Pd(L1-H)PPh3Cl](3)を与える。錯体2ではこのような反応は,Pd-Se結合がPd-S結合よりも強くて切断されないので起きない。L1,L2,及びこれらの錯体1-3は,HR-MS,1H,13C{1H},及び77Se{1H}NMRスペクトル測定法によって確認された。錯体1-3の単結晶構造は,X線回折によって決定された。これらの3つのすべての錯体中のパラジウムは,ほぼ平面四角形分子構造を有する。Pd-S,Pd-Se,及びPd-Pの結合距離は,それぞれ2.4249(12),2.5058(14),及び2.2445(17)Åである。錯体1-3の触媒活性が,フェノールのO-アリール化とフェニルボロン酸の臭化アリール,又は塩化アリールとのSuzuki-Miyauraカップリング(SMC)反応で調査された。ArBrのSMCの最適な反応時間が3時間である一方で,ArClのそれが6時間である。錯体1-3によるO-アリール化の触媒反応のTON値は,3時間と6時間のそれぞれの反応時間で,最大で~170(TOF,28h-1)とSMC~9300(TOF,3100h-1)である。この触媒プロセスでPdがセレノエーテル基と結合した錯体2が,錯体3よりもやや有効であり,錯体1がこれに続く。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (4件):
分類
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鉄の錯体  ,  白金族元素の錯体  ,  貴金属触媒  ,  付加反応,脱離反応 
物質索引 (5件):
物質索引
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