抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:老年2型糖尿病(T2DM)患者の糖尿病足(DF)の危険因子及びDFによく見られる菌を検討する。方法:老年DF患者82例をDF群とし、同時期にDFを合併しないT2DM患者82例を対照群(非DF群)とした。両群の患者の性別、年齢、疾患経過、体重指数(BMI)、合併症を記録し、そして血中脂質、血糖、血圧、腕指数(ABI)などの指標を測定し、単因子分析及びLOGISTIC回帰分析を用いてDFの危険因子を分析した。DF群において,すべての患者は,足部分のサンプリングを行い,細菌培養を行い,主要感染種の分布を観察した。【結果】DF群において,DF群の罹患率と疾患経過は,非DF群より有意に高かった(P<0.05)が,2つの群の間で,年齢とBMIに有意差はなかった(P>0.05)。DF群の末梢血管病変、糖尿病性腎症、末梢神経病変、網膜病変の比率は非DF群より明らかに高かった(P<0.05)。NF群の血中脂質レベルは非NF群と有意差がなく(P>0.05)、NF群の空腹時血糖(FBG)、糖化ヘモグロビン(HBA1C)、収縮期血圧(SBP)は非NF群より明らかに高く(P<0.05)、ABIは非NF群より明らかに低かった(P<0.05)。多変量ロジスティック回帰分析によると、男性、周囲血管病変、HBA1C、SBP、ABIはDFの独立危険因子である(P<0.05)。94株のグラム陰性菌(62株),グラム陽性球菌62株(66%),グラム陰性菌32株(34%)を含む細菌培養を行った。すべての病原菌の中で、コアグラーゼ陰性ブドウ球菌、腸球菌、黄色ブドウ球菌が最もよく見られた。結論:老年T2DM患者において、男性、周囲合併症、高SBP、高HBA1C、低ABIはDF発生の独立危険因子である。老年患者は血圧、血糖コントロールを強化し、定期的に上述の指標をモニタリングし、DFを予防あるいは早期発見する。DF感染病原体の中で最もよく見られるのはグラム陽性球菌であり、積極的な内科治療により感染をコントロールできる。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】