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J-GLOBAL ID:201702221440370898   整理番号:17A0439031

Cox-2阻害はAkt依存性のiNOS発現増強を介して低酸素/再酸素化誘発性の心筋細胞アポトーシスを防ぐ

Cox-2 Inhibition Protects against Hypoxia/Reoxygenation-Induced Cardiomyocyte Apoptosis via Akt-Dependent Enhancement of iNOS Expression
著者 (9件):
資料名:
巻: 2016  ページ: ROMBUNNO.3453059 (WEB ONLY)  発行年: 2016年 
JST資料番号: U7012A  ISSN: 1942-0900  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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この研究では,低酸素/再酸素化(H/R)に曝したH9C2心筋細胞と初代ラット心筋細胞を用いて,心筋虚血/再灌流(I/R)中の虚血に駆動されるシクロオキシゲナーゼ-2(COX-2)発現とアポトーシス増強の間の潜在的因果関係について探求した。その結果,H/Rは対照よりも高いCOX-2発現をもたらすが,これはヘレナリン(NFκB特異的阻害剤)による前処理で阻止されることが分かった。さらに,NS398(COX-2特異的阻害剤)による前処理は心筋細胞におけるH/R誘発性細胞損傷[乳酸デヒドロゲナーゼ(LDH)漏出を低下させ,細胞生存性を強化した]とアポトーシス(Bcl2発現をより高く,切断型カスパーゼ-3およびTUNEL陽性細胞レベルをより低くした)を有意に減弱させた。低酸素後のアポトーシス性細胞死の緩和は,リン酸化Aktおよび誘導性一酸化窒素合成酵素のより高い蛋白質発現と一酸化窒素産生の増強により,炎症誘発性サイトカイン[インターロイキン6(IL6)および腫瘍壊死因子(TNFα)]と活性酸素種(ROS)の産生におけるH/R誘発性増加の有意な減弱と並行していた。さらに,LY294002(Akt)特異的阻害剤)または1400W(iNOS)選択的阻害剤)の適用により,NS398の細胞保護作用は打ち消された。この研究の知見から,心筋細胞H/R中でのNFκBの活性化はCOX-2発現を誘導すること,また,H/R中でのより高いCOX-2発現は炎症,ROS,およびAkt/iNOS/NO情報伝達の間のクロストークを含む機序を介して心筋細胞H/R損傷を増悪させることが示唆される。(翻訳著者抄録)
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞生理一般  ,  心臓作用薬の基礎研究  ,  生物学的機能  ,  循環系の基礎医学 

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