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J-GLOBAL ID：201702224234726758   整理番号：17A0650962

オートファジー抑制は膠芽腫発生遅延し老化を誘導する

Suppression of autophagy impedes glioblastoma development and induces senescence

著者 (11件)： GAMMOH Noor (Univ. Edinburgh, Edinburgh, GBR) ,  FRASER Jane (Univ. Edinburgh, Edinburgh, GBR) ,  PUENTE Cindy (Memorial Sloan Kettering Cancer Center, NY, USA) ,  SYRED Heather M. (Univ. Edinburgh, Edinburgh, GBR) ,  KANG Helen (Memorial Sloan Kettering Cancer Center, NY, USA) ,  OZAWA Tatsuya (Fred Hutchinson Cancer Res. Center, WA, USA) ,  LAM Du (Celgene Corp., NJ, USA) ,  ACOSTA Juan Carlos (Univ. Edinburgh, Edinburgh, GBR) ,  FINCH Andrew J. (Univ. Edinburgh, Edinburgh, GBR) ,  HOLLAND Eric (Fred Hutchinson Cancer Res. Center, WA, USA) ,  JIANG Xuejun (Memorial Sloan Kettering Cancer Center, NY, USA)
資料名： Autophagy  (Autophagy)
巻： 12  号： 9  ページ： 1431-1439  発行年： 2016年09月 
JST資料番号： W2341A  ISSN： 1554-8627  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 膠芽腫形成におけるオートファジーの関与を明らかにするために,オートファジー因子Atg7,Atg13あるいはUlk1遺伝子をRNAiノックダウンしたKRAS駆動レトロウイルスベクター(RCAS)とウイルス受容体(tv-a)をグリア細胞にのみ発現する膠芽腫マウスモデルを作出した。コントロールマウスモデルと比較してノックダウンマウスモデルでは膠芽腫形成率が顕著に低下し,特にAtg13あるいはUlk1ノックダウンマウスでは膠芽腫形成が認められなかった。モデルマウス由来培養膠細胞の発癌性コロニー形成能も低下することがin vitroで検証された。これらオートファジー因子欠損KRAS発現膠細胞は低栄養条件下で老化マーカーの発現が増強し,オートファジーは膠芽腫形成に寄与し,その阻害は膠芽腫の老化を誘導し,治療標的となることが示唆された。

シソーラス用語： *膠芽腫 ,  トランスジェニックマウス ,  in vivo実験 ,  病態モデル ,  ras遺伝子 ,  タンパク質 ,  セリン/トレオニンキナーゼ ,  遺伝子ターゲティング ,  ウェスタンブロット法 ,  グリア細胞 ,  培養細胞 ,  *細胞老化 ,  *オートファジー ,  *腫瘤形成
準シソーラス用語： k-ras遺伝子 ,  Atg13 ,  Atg7 ,  ULK1 ,  遺伝子ノックダウン

分類 (2件)： 腫ようの化学・生化学・病理学  (GE02030N) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

タイトルに関連する用語 (5件)： オートファジー ,  膠芽腫 ,  遅延 ,  老化 ,  誘導