潤滑条件下での厚いDLC被覆のトライボロジー挙動【Powered by NICT】

Ruebig Bernd; Heim Daniel; Forsich Christian; Dipolt Christian; Mueller Thomas; Gebeshuber Andreas; Kullmer Roland; Holecek Reinhard; Lugmair Christoph; Krawinkler Matthias; Strobl Volker

文献

J-GLOBAL ID：201702224334715008 整理番号：17A0697818

潤滑条件下での厚いDLC被覆のトライボロジー挙動【Powered by NICT】

Tribological behavior of thick DLC coatings under lubricated conditions

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資料名：
巻： 314 ページ： 13-17 発行年： 2017年
JST資料番号： D0205C ISSN： 0257-8972 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：オランダ (NLD) 言語：英語 (EN)

無潤滑条件下での高耐摩耗性,腐食保護と低摩擦係数のような特性を持つDLC被覆は毎年様々な分野でますます一般的になってきて,多くの工業分野で広い応用スペクトルを提供する。新しいアプローチは,厚さ55μmまでの厚さのDLC膜の蒸着である。厚さのこのレベルは,軟質鋼,一般的工学で使用されているにも高い機械的負荷容量をもつ興味あるトライボロジーシステムを作成することが可能である。しかし,潤滑条件下で,DLC膜は乾燥条件と比較して非常に異なる挙動を示すことができた。本研究では三種類の異なるDLC膜を調べた。「ハード」および「ソフト」被覆,多層DLC膜でも同様である。基板材料として,鋼グレード4140の試料を用いた。表面条件の影響を決定するために,各被覆は粗い(サンドブラスト)と研磨した基板上に堆積した。摩擦係数(COF)は100Cr6(AISI 52100)ボール対応物と2000mの滑り距離を有するピンオンディスクトライボメータにより測定した。さらに,摩耗痕と表面欠陥は,共焦点顕微鏡により調べた。使用潤滑剤は水とエンジン油であった。実験は同じトライボロジーパラメータの下で研磨した試料上の全ての潤滑されたDLC被覆は,表面上の強い疲労摩耗下で受けることを示した。厚い被覆を用いることにより,これは接着問題によるものではないことを実現でき,得られた欠陥は鋼界面に到達しないためである。疲れ摩耗は,油潤滑のための水潤滑で見られた。対照的にDLC被覆した粗い表面は疲れ摩耗を示し,潤滑状態下でもなかった。粗いDLC被覆を用いて対応物の摩耗は明らかには著しく増加した。トライボロジー実験は油の過剰使用(薄い油膜ではなく)下で行った場合,表面の疲労摩耗も認められなかった。平滑表面について薄い油または水膜による接着力は観察した疲れ摩耗欠陥の原因であると思われる。はまた,DLC被覆の特別な地形とわずかに潤滑状態の下で疲れ摩耗は除去することができ,同時に相手面の摩耗は非常に低く維持されることを示した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

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炭素とその化合物 , 機械的性質

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