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J-GLOBAL ID:201702224446959454   整理番号:17A0151697

ブタ,イヌ,ヒトの脊索細胞条件培地における可溶性・ペレット性因子:IVD再生との関連

SOLUBLE AND PELLETABLE FACTORS IN PORCINE, CANINE AND HUMAN NOTOCHORDAL CELL-CONDITIONED MEDIUM: IMPLICATIONS FOR IVD REGENERATION
著者 (16件):
資料名:
巻: 32  ページ: 163-180 (WEB ONLY)  発行年: 2016年07月 
JST資料番号: U7026A  ISSN: 1473-2262  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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椎間板(IVD)成熟過程では,髄核において脊索細胞(NC)が軟骨細胞様細胞(CLC)に置き換えられ,これはNCが組織を健康に保つ役割を持つことを示唆している。NC条件培地(NCCM)はCLCの増殖と細胞外マトリクス(ECM)産生を行う。本研究の目的はIVD再生を刺激するNC分泌物を同定することである。ブタ,イヌ,ヒトでのNCCMの質量分析によって,それぞれ149,170,217種のタンパク質を同定し,その内66種は共通であった。多くはECM関連タンパク質であったが,オルガネラ由来や膜結合ベシクルタンパク質も含まれた。NCCMの効果が可溶性・ペレット性因子による作用を受けているか確認するため,超遠心分離によってブタとイヌのNCCMを可溶性分画(NCCM-S,ペプチドとタンパク質)とペレット分画(NCCM-P,タンパク質凝集体と細胞外ベシクル)に分離した。このモデルでは,NCCM-SはNCCM-Pより高い同化作用を示した。しかし培養液からキャリアーゲルへのグリコサミノグリカン(GAG)取り込みは,確実な結論を出すことができなかった。ウシのCLCに対するブタのNCCM-Pの影響は無視できたが,イヌのNCCM-PはCLCによるGAGとII型コラーゲンの付着を促進するようであった。これらより,ブタとイヌのNCCMは主に可溶性因子によって同化作用を行うが,ペレット性NCCM因子もある程度の再生能があることが示された。NCCM-Pの再生能は過大評価されるべきではないが,将来はNCから単離されたNCCMからのタンパク質に基づく再生メカニズムの解明,すなわちNCCMの断片化とパスウェイブロック研究に焦点が当てられるべきである。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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運動器系の基礎医学 

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