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J-GLOBAL ID:201702224991805829   整理番号:17A0253925

GADD45aはJNK/p38経路を介してヒト肝腫瘍G2細胞におけるオラキンドックス誘発DNA損傷とS期停止を調節する

GADD45a Regulates Olaquindox-Induced DNA Damage and S-Phase Arrest in Human Hepatoma G2 Cells via JNK/p38 Pathways
著者 (6件):
資料名:
巻: 22  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: U7014A  ISSN: 1420-3049  CODEN: MOLEFW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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オラキンドックス(キノキサリン-1,4-ジオキシド誘導体)は,多くの国で飼料添加物として広く使用されている。従って,オラキンドックスの潜在的な遺伝毒性が懸念される。しかしながら,毒性の適切なメカニズムは不明であった。本研究の目的は,HepG2細胞中のオラキンドックス誘発DNA損傷と細胞周期停止に及ぼす成長停止およびDNA損傷45アルファ(GADD45a)の影響を調べることである。得られた結果から,オラキンドックスが,活性酸素種(ROS)媒介DNA損傷およびS期停止を誘導することができ,これにはGADD45a,サイクリンA,Cdk2,p21およびp53蛋白質発現の増加,サイクリンD1の減少,およびリン酸化-c-Jun N末端キナーゼ(p-JNK),リン酸化-p38(p-p38)およびリン酸化-細胞外シグナル調節キナーゼ(p-ERK)の活性化が関与することが分かった。オラキンドックスで処理したGADD45aノックダウン細胞は,細胞生存率を大幅に低下させ,DNA損傷を悪化させ,またS期停止を増加させた。これらはp-ERKではなくp-JNK,p-p38の顕著な活性化に関係していた。さらに,SP600125とSB203580は,オラキンドックス誘発DNA損傷とS期停止を悪化させ,GADD45aの発現を抑制した。まとめると,これらの知見は,GADD45aがオラキンドックス治療において保護的役割を果たし,またJNK/p38経路がGADD45aで規制されたオラキンドックス誘発DNA損傷およびS期停止に部分的に寄与し得ることを示した。これらの知見は,オラキンドックスの分子メカニズムに関する理解を高める。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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ピラジン  ,  生物学的機能  ,  核酸一般 
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