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J-GLOBAL ID:201702229033030214   整理番号:17A0287542

新しいIr錯体を用いた外部量子効率30%以上の濃青色燐光有機発光ダイオード

Deep-Blue Phosphorescent Organic Light-Emitting Diode with External Quantum Efficiency over 30% Using Novel Ir Complex
著者 (8件):
資料名:
巻: 9941  ページ: 994127.1-994127.12  発行年: 2016年 
JST資料番号: D0943A  ISSN: 0277-786X  CODEN: PSISDG  資料種別: 会議録 (C)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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赤色と緑色に発光する燐光有機発光ダイオード(OLED)は,スマートフォンなどのディスプレイパネルに広く使われ始めているが,青色のOLEDは,輝度,演色性,そして寿命性能が劣るので,いまだに開発段階にある。重金属(例えばIr)を中央イオンとして含む有機金属錯体は,三重項状態からの発光をスピン軌道相互作用により可能にする。励起子の発生比が1:3の一重項状態と三重項状態双方からの発光を利用できれば,燐光OLEDの発光効率を改善できる。一方,純粋な青色燐光有機金属錯体を実現するには,錯体の分子構造が励起状態に与える効果を調べる必要がある。イリジウム錯体は,青色発光する材料として知られてきたが,さらに短波長の発光を実現するには,分子の改造設計が必要であり,立体障害を生じさせる置換基の検討が必要である。そのために,ここで用いた4H-1,2,4-トリアゾール配位子を有したイリジウム錯体に対して,トリアゾール環の4位(定位)に置換基を溶液中で導入すると,構造変化により発光波長を平坦化させる問題がある。本論文では,これを解決するためにアダマンチル基を置換基として導入した。アダマンチル基は,剛直でサイズが大きいので構造の変化を抑制できると考えられる。1-アダマンチル基と2-アダマンチル基,を設計・合成し評価した。その結果,前者は室温での発光が認められなかったが,後者については,発光ピーク波長459nmで,0.94の高いフォトルミネセンス(PL)量子収量を示す青色発光が得られた。発光波長の半値幅は,58nmと狭く,CIE色度座標(x=0.15,y=0.22)の濃青色発光である。また,外部量子効率は32%と極めて高い値が得られた。
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分類 (6件):
分類
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発光素子  ,  有機化合物のルミネセンス  ,  有機化合物・錯体の蛍光・りん光(分子)  ,  白金族元素の錯体  ,  反応に及ぼす構造の効果  ,  固体デバイス材料 
物質索引 (1件):
物質索引
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