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J-GLOBAL ID：201702229523318405   整理番号：17A0616913

風力発電所の運動エネルギー状態を考慮した風力発電出力の平滑化制御

Smoothing Control of Wind Farm Output by Considering State of Kinetic Energy of Wind Farm

著者 (5件)： KANAWA Kojiro (Kitami Inst. Technol., Hokkaido, JPN) ,  KOIWA Kenta (Chiba univ., Chiba, JPN) ,  UMEMURA Atsushi (Kitami Inst. Technol., Hokkaido, JPN) ,  TAKAHASHI Rion (Kitami Inst. Technol., Hokkaido, JPN) ,  TAMURA Junji (Kitami Inst. Technol., Hokkaido, JPN)
資料名： IET Conference Publications  (IET Conference Publications)
巻： 694  ページ： 417-422  発行年： 2016年 
JST資料番号： B0665A  ISSN： 0537-9989  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本論文では,エネルギー変換効率をあまり低下させずに,風力発電機の運動エネルギーを利用して周波数変動を抑える新しい制御方法を提案した。提案手法では,周波数変動に従って風力発電機の運動エネルギーを制御するために,可変時定数を持つ低域通過フィルタ(LPF)を用いて,電力システムの周波数変動を制御した。ここでは周波数変動が所定の閾値を超えた場合にのみ,運動エネルギーを制御した。風力発電機は,周波数変動が閾値を超えない限り,最大電力点追跡(MPPT)点で動作した。周波数変動が閾値に等しいか,又はそれ以上であれば,十分な運動エネルギーを有する風力発電機のみを制御して電力システムの周波数変動を抑制した。従ってこの場合にはMPPT法に比べて,エネルギー変換効率の損失が少ない状態で,周波数変動を抑制することができた。提案手法の有効性は,シミュレーション解析によって確認した。なお提案手法は,常にはMPPT動作点にいないことから,MPPT動作に比べて発電量は少なかった。

シソーラス用語： *風力発電所 ,  *運動エネルギー ,  出力 ,  *平滑化 ,  エネルギー変換効率 ,  発電機 ,  周波数変動 ,  時定数 ,  低域フィルタ ,  電力系統 ,  追従制御 ,  シミュレーション ,  生産量 ,  閾値 ,  風力発電機 ,  *エネルギー ,  *力学量
準シソーラス用語： 発電出力 ,  低域通過フィルタ ,  電力システム ,  最大電力点追跡 ,  発電量

分類 (2件)： 風力発電  (NB03120Q) ,  電気量制御  (IC03020F)

タイトルに関連する用語 (5件)： 風力発電所 ,  運動 ,  エネルギー状態 ,  風力発電 ,  平滑化