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J-GLOBAL ID:201702229812031382   整理番号:17A0496182

野生型tatペプチドとのTAR RNA複合体のネイティブトップダウン質量分光測定による結合部位マッピング

Native Top-Down Mass Spectrometry of TAR RNA in Complexes with a Wild-Type tat Peptide for Binding Site Mapping
著者 (2件):
資料名:
巻: 56  号:ページ: 1254-1258  発行年: 2017年 
JST資料番号: H0127B  ISSN: 1433-7851  CODEN: ACIEAY  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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リボ核酸(RNA)と蛋白質との結合は,多くの生物学的プロセスにおいて頻発し,より安定または不安定な複合体構造を形成すること。RNA-蛋白質複合体構造や,結合インタフェースの特性評価方法として,核磁性共鳴(NMR)スペクトル分析,X線結晶構造解析,化学的架橋をベースとする各種の戦略などが提案されているが,極めて困難である。本研究において著者らは,上記各手法の代替案として,ネイティブトップダウン質量分光測定(MS)を用いて,複合体のストイキオメトリーおよび蛋白質結合部位を,RNAの単一残基レベルの感度で調査する方法を提案し,その実用性を調べた。著者らのデータより,HIV-1 TAR RNAと,tat蛋白質のアルギニン-リッチな結合領域を含むペプチドとの間の静電相互作用は,気相中において十分に強力であるため,衝突活性化解離(CAD)による,RNAのリン酸ジエステル骨格開裂を生き延びるが,この特性により,トップダウンMSによる,TAR RNA中のtat結合部位の調査での利用が,可能となっている。さらに,MSデータより,1:2および1:1の化学両論的TAR-tat複合体が,時間依存的に存在することがわかった。この事実より,tatペプチドの結合に誘導されるTAR RNAの構造的改変が示唆される。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (5件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生物科学研究法一般  ,  蛋白質・ペプチド一般  ,  核酸一般  ,  質量分析  ,  微生物・ウイルス学研究法一般 

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