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J-GLOBAL ID:201702230167686243   整理番号:17A0695812

赤道北大西洋を横切る生物起源物質とサハラダストの下方向粒子フラックス

Downward particle fluxes of biogenic matter and Saharan dust across the equatorial North Atlantic
著者 (14件):
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巻: 17  号:ページ: 6023-6040 (WEB ONLY)  発行年: 2017年05月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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大量のサハラダストが北アフリカ沿岸より大西洋を越えて南北アメリカ大陸へ長距離輸送される。このダストは,化学物質に依存して太陽放射の反射,吸収更に海洋,陸上への栄養塩類や金属施肥をもたらす沈降を含む全球気候に対する直接,間接の効果をもつ。赤道北大西洋を越えるサハラダスト輸送と沈降の時空間変動性とダストの海洋環境への影響を定量するために,深海セジメントトラップと陸上ダストコレクターを使用したモニタリング実験を計画した。セジメントトラップを北西アフリカとカリブ海の12°Nに沿ったトランセクトの5地点に設置し,陸上ベースの風下拡張域において,ダストコレクターをIouikのモーリタニア沿岸の19°Nに設置した。本論文において,モニタリング実験のセットアップをレイアウトし,2012年10月~2013年11月の24回の連続と同期した間隔にてセジメントトラップサンプリングによる粒子フラックスを示す。大西洋に沈降する粒子フラックスの時間的分布を確立し,化学組成について風下のセジメントトラップ地点に伝搬する陸上ベースでのダストコレクターと比較し,サハラダストイベントの衛星観測と比較した。一年目の結果は,海洋への全マスフラックスは東と西,アフリカ大陸近傍とカリブ海におけるサンプリング地点で最も高いことを示す。元素比は,アフリカに最も近い地点に沈降した岩石起源粒子はIouikにて回収したサハラダストの組成と最も類似していた。下流に行くに従いAl,Fe,K含量が増加することは,サハラダスト鉱物組成の下流での変化を示唆し,西地点に向かい粘土鉱物の寄与が増加することを示す。大西洋の最西端において,深海セジメントトラップへ移流された再懸濁粘土鉱物の混合は排除されない。季節性は両大陸の近くで最も顕著でありしかし一般に弱い,それは炭酸カルシウムにより優占されるマスフラックスと西端での明確な生物起源シリカの最大値である。モニタリング実験は現在も継続しており,自動ダストサンプリングブイは起源からシンクまでのサハラダストの輸送と沈降を定量でき,ダストによる施肥と深海への炭素輸送の影響を定量できる。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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粒状物調査測定 

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