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J-GLOBAL ID：201702230180429095   整理番号：17A0822124

キウイフルーツSVP2遺伝子は,休眠期の早期覚醒を妨げる

Kiwifruit SVP2 gene prevents premature budbreak during dormancy

著者 (7件)： WU Rongmei (New Zealand Inst. Plant & Food Res. Ltd.(Plant & Food Res.), Auckland, NZL) ,  WANG Tianchi (New Zealand Inst. Plant & Food Res. Ltd.(Plant & Food Res.), Auckland, NZL) ,  WARREN Ben A.W. (New Zealand Inst. Plant & Food Res. Ltd.(Plant & Food Res.), Auckland, NZL) ,  ALLAN Andrew C. (New Zealand Inst. Plant & Food Res. Ltd.(Plant & Food Res.), Auckland, NZL) ,  ALLAN Andrew C. (Univ. Auckland, Auckland, NZL) ,  MACKNIGHT Richard C. (Univ. Otago, Dunedin, NZL) ,  VARKONYI-GASIC Erika (New Zealand Inst. Plant & Food Res. Ltd.(Plant & Food Res.), Auckland, NZL)
資料名： Journal of Experimental Botany  (Journal of Experimental Botany)
巻： 68  号： 5  ページ： 1071-1082  発行年： 2017年02月 
JST資料番号： C0579A  ISSN： 0022-0957  CODEN： JEBOA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： シロイヌナズナのSVP遺伝子に類似したMADSボックス遺伝子は,一年生植物の開花調節や多年生植物の冬季休眠と関連しているが,その調節メカニズムについてはわかっていない。本研究では,キウイフルーツSVP2遺伝子の機能解析を行った。その結果,多低温要求性キウイフルーツActinidia deliciosaでは,SVP2の異所性発現によって休眠期間に影響を受けたが,この影響は十分な冬季の低温で打ち消すことができた。一方,少低温要求性キウイフルーツActinidia erianthaでは,休眠期間への影響はほとんどなかった。SVP2遺伝子のトランスジェニック植物のトランスクリプトーム解析によって,休眠期における生育抑制に関与すると推定される92の遺伝子が同定されたので,アブシジン酸と相補的な役割を果たしていることが示唆された。こうした結果から,キウイフルーツSVP2遺伝子は,冬季休眠の早期覚醒を妨げるような分裂組織活性の抑制に重要な役割を果たしていることが明らかとなった。

シソーラス用語： *キウイフルーツ ,  ホメオボックス遺伝子 ,  *休眠 ,  植物生理 ,  解析 ,  *遺伝子発現 ,  トランスジェニック植物 ,  遺伝子 ,  植物ホルモン ,  マタタビ科 ,  MADSボックス遺伝子 ,  トランスクリプトーム解析 ,  低温要求性 ,  異所性発現 ,  休眠打破 ,  *分子遺伝現象 ,  生物 ,  不飽和カルボン酸 ,  エノン ,  脂環式アルコール ,  脂環式ケトン ,  単環セスキテルペン ,  ヒドロキシケトン
準シソーラス用語： Actinidia deliciosa ,  Actinidia eriantha ,  SVP ,  休眠覚醒 ,  冬季休眠

分類 (2件)： 植物生理学一般  (EH02010Y) ,  遺伝子発現  (EC02040Q)

物質索引 (1件)： アブシジン酸

タイトルに関連する用語 (4件)： キウイフルーツ ,  遺伝子 ,  早期 ,  覚醒