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J-GLOBAL ID:201702230192070520   整理番号:17A0754081

ウズラ(Coturnix japonica)肝臓解毒経路に及ぼすペンタクロロフェノールの影響【Powered by NICT】

Effects of pentachlorophenol on the quail (Coturnix japonica) liver detoxification pathway
著者 (5件):
資料名:
巻: 177  ページ: 44-50  発行年: 2017年 
JST資料番号: E0843A  ISSN: 0045-6535  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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広く使用されている殺虫剤および殺生物剤,ペンタクロロフェノール(PCP)はその毒性と難分解性による重要な環境関心事である。本研究では,転写因子の誘導,チトクロームP450(CYP450)遺伝子,および抗酸化酵素系に及ぼすPCPの影響をウズラ肝臓で調査した。全部で60の(4-ないし6週齢)雄ウズラ(Coturnix japonica)は42日間経口0,0.05,0.5,および5mg/kg/日のPCPを投与した。曝露後,絶対および相対的肝重量は,対照群のそれらより有意に低かった。ガスクロマトグラフィー-質量分析を用いて,PCP蓄積は,最高から最低まで,全ての曝露グループのための腎臓>肝臓>筋肉。CYP1A5,CYP1B1,CYP2C18,核輸送体1(ARNT1)及びアリール炭化水素受容体1(AHR1)の発現は,PCP治療後に誘導され,肝臓のスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)とカタラーゼ(CAT),および肝臓のマロンジアルデヒド(MDA)の含有量の活性であった。さらに,PCPへの曝露は肝臓8-ヒドロキシデオキシグアノシン(8 OHdG)と有意に上昇したエトキシレゾルフィン-O-デエチラーゼ(EROD),メトキシレゾルフィンO-デメチラーゼ(MROD),7-エトキシクマリン O デエチラーゼ(ECOD)活性の増加を誘導したが,グルタチオンペルオキシダーゼ(GSH Px),ベンジルオキシレゾルフィンO デベンジラーゼ(BROD),ペントキシレゾルフィンO depentylase(PROD),およびエリスロマイシンN デメチラーゼ(END)のそれを減少させた。有意な応答はベンジルオキシ-トリフルオロメチル-クマリン(BFC)では観察されなかった。肝核因子κB(NF κB)の蛋白質レベルは高かったが,核因子E2関連因子2(Nrf2)のそれは露出したウズラの方が低かった。これらの結果は,PCPがCYP450酵素と核転写因子を調節することによりウズラ酸化ストレスに影響を及ぼすことを示唆した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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