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J-GLOBAL ID:201702230890944247   整理番号:17A0763390

ペリレンビスイミド誘導体とRu(II)とOs(II)ポリピリジンサブユニットから成る多重発色団ハイブリッド種

Multichromophoric hybrid species made of perylene bisimide derivatives and Ru(ii) and Os(ii) polypyridine subunits
著者 (8件):
資料名:
巻: 19  号: 21  ページ: 14055-14065  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0271C  ISSN: 1463-9076  CODEN: PPCPFQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ここでは,PBIの2つのイミド位置で2つの1,10-フェナントロリン(phen)配位子をもつ新規ペリレンビスイミド(PBI)種(L),およびRu(II)とOs(II)錯体,[(bpy)2Ru(μ-L)Ru(bpy)2](PF6)4(Ru2;bpy=2,2′-ビピリジン)および[(Me2-bpy)2Os(μ-L)Os(Me2-bpy)2](PF6)4(Os2;Me2-bpy=(4,4′-ジメチル-2,2′-ビピリジン),の合成,光物理,レドックス特性について報告する。化合物の吸収スペクトルは,最低エネルギースピン許容π-π*遷移に起因して,PBIサブユニットの構造バンドにより支配された。Ru2とOs2中でのスピン許容MLCT遷移は,350~470nmでの吸収により推測したが,そこではPBI吸収は無視できた。吸収バンドは,重オスミウム中心により強化された,スピン禁止MLCT遷移に起因して,Os2についての赤色域に向けて拡張した。化合物の還元プロセスは,2つの連続的モノ-電子的PBIベースプロセスにより支配されたが,金属錯体中でそれらは自由配位子と比較して,若干シフトした。酸化時に,両方の金属錯体は,2つの弱く相互作用した金属中心の同時一電子酸化に起因する,見かけの二電子プロセス(Ru2については1.31V対SCEで,そしてOs2について0.77V)を経た。Ru2とOs2中では,Lサブユニットの強い蛍光(λmax,535nm;T,4.3ns;Φ,0.91)は,主にps時間スケール(Ru2中で11ps,Os2中では3ps)において,主に金属中心からの光誘起電子移動により完全に消光された。このような光誘起電子移動により,電荷分離状態の形成が導かれたが,これは,Os2中で約70psで直接的に基底状態に減衰したが,Ru2中で35psでPBIサブユニットの三重項π-π*状態を生成した。結果から,発色団/発光団種,PBIと金属ポリピリジン錯体の2つの主要クラスを結びつけたハイブリッド種の励起状態プロセスに関する知見が得られ,オーダーメード特性をもつ新規なハイブリッド種を将来設計するうえで用いることができる。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (2件):
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白金族元素の錯体  ,  錯体のルミネセンス 
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