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J-GLOBAL ID：201702231193170302   整理番号：17A0091204

Alzheimer病と酸化に対して活性をもつクコの実からの新しいジカフェオイルスペルミジン誘導体,リシバーバースペルミジンA~O

Lycibarbarspermidines A-O, New Dicaffeoylspermidine Derivatives from Wolfberry, with Activities against Alzheimer’s Disease and Oxidation

著者 (10件)： ZHOU Zheng-Qun (Jinan Univ., Guangzhou, CHN) ,  FAN Hong-Xia (Jinan Univ., Guangzhou, CHN) ,  HE Rong-Rong (Jinan Univ., Guangzhou, CHN) ,  XIAO Jia (Jinan Univ., Guangzhou, CHN) ,  TSOI Bun (Jinan Univ., Guangzhou, CHN) ,  LAN Kang-Hua (Jinan Univ., Guangzhou, CHN) ,  KURIHARA Hiroshi (Jinan Univ., Guangzhou, CHN) ,  SO Kwok-Fai (Jinan Univ., Guangzhou, CHN) ,  YAO Xin-Sheng (Jinan Univ., Guangzhou, CHN) ,  GAO Hao (Jinan Univ., Guangzhou, CHN)
資料名： Journal of Agricultural and Food Chemistry  (Journal of Agricultural and Food Chemistry)
巻： 64  号： 11  ページ： 2223-2237  発行年： 2016年03月23日 
JST資料番号： C0251A  ISSN： 0021-8561  CODEN： JAFCAU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ナス科に属する。Lycium barbarum(クコ)の果実から単離されたジカフェオイルスペルミジン誘導体類では,現在6化合物のみが構造が同定され,それらは非環式アグリコン類であった。本稿では,15の新しいジカフェオイルスペルミジン誘導体,リシバーバースペルミジンA~O(1~15)をエタノール抽出により単離し,その構造を分光分析と化学的方法により決定した。化合物1~15はジカフェオイルスペルミジン誘導体の第1グリコシド生産物であり,14~15化合物はジカフェオイルスペルミジン誘導体の環化反応生産物であった。次に,遺伝子組換フライAlzheimer病(AD)モデルの短期記憶アッセイにより,1~15が異なるレベルの抗AD活性をもつことを示した。酸素ラジカル吸収容量アッセイにより,1~15化合物が酸化防止能をもつことを明らかにした。従って,これらのジカフェオイルスペルミジン誘導体類はクコの抗老化,神経保護,抗AD,および抗酸化効果を発揮する有効成分であると考えられる。

シソーラス用語： *Alzheimer病 ,  *ナス科 ,  *薬用植物 ,  *Alzheimer病治療薬 ,  代謝産物 ,  分光分析 ,  グリコシド ,  環化反応 ,  病態モデル ,  酸化防止 ,  組換 ,  脂肪族アミン ,  ジアミン ,  第一アミン ,  第二アミン
準シソーラス用語： *Lycium barbarum ,  *クコ ,  抗老化作用 ,  神経保護 ,  短期記憶

分類 (2件)： 中枢神経系作用薬一般  (GW03010A) ,  薬用植物  (FC03075M)

物質索引 (1件)： スペルミジン

タイトルに関連する用語 (6件)： Alzheimer病 ,  酸化 ,  活性 ,  クコ ,  実 ,  誘導体