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J-GLOBAL ID：201702234094780874   整理番号：17A0716226

精神分裂病の分子病態を解明するためのエピジェネティックな枠組みの再考

Rethinking the Epigenetic Framework to Unravel the Molecular Pathology of Schizophrenia

著者 (6件)： CARIAGA-MARTINEZ Ariel (Canis Majoris Foundation, Madrid, ESP) ,  CARIAGA-MARTINEZ Ariel (Univ. Alcala, Madrid, ESP) ,  CARIAGA-MARTINEZ Ariel (Ramon y Cajal Hospital, Madrid, ESP) ,  ALELU-PAZ Raul (Canis Majoris Foundation, Madrid, ESP) ,  ALELU-PAZ Raul (Univ. Alcala, Madrid, ESP) ,  ALELU-PAZ Raul (Ramon y Cajal Hospital, Madrid, ESP)
資料名： International Journal of Molecular Sciences (Web)  (International Journal of Molecular Sciences (Web))
巻： 18  号： 4  ページ： WEB ONLY  発行年： 2017年04月 
JST資料番号： U7038A  ISSN： 1422-0067  CODEN： IJMCFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 統合失調症は複雑な精神障害であり,その原因はまだ分かっていない。研究者は,この疾患に対する遺伝的または環境的な寄与に焦点を当てているが,分子生物学的所見につながる科学的枠組みはまだ不十分である。エピジェネティックスは,環境変化がDNA配列を改変することなく遺伝子発現にどのように影響するかを説明することができる。実際,神経エピゲノムは,精神疾患の分子病理学で利用可能な研究を統一するための努力であり,これには,単一のDNAメチル化事象およびヒドロキシメチル化パターンを調べることから,エピゲノム全体の関連研究や,ヒストンの翻訳後修飾,またはヌクレオソームの位置付けを研究することが含まれる。エピジェネティックマークを有する組織への依存度が高いことにより,科学者はサンプリング手順を改良する必要があり,このレビューでは,脳組織から得られた知見に焦点を当てる。従来の努力にもかかわらず,まだ,この革新的な視点で,より多くのノイズが発生するのを避けるために,神経エピジェネティックな枠組みから実際の知識を得るために仮説生成プロセスを改良する必要があり,これらは統合失調症などの重度の精神病の分子病理を明確に解明するのに役立つかもしれない。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *エピジェネティクス ,  *統合失調症 ,  病理 ,  分子遺伝現象 ,  遺伝学実験技術 ,  解析 ,  ヌクレオソーム ,  脳
準シソーラス用語： 分子病態 ,  エピゲノム ,  エピゲノム解析

分類 (2件)： 精神障害  (GR03000A) ,  分子遺伝学一般  (EC02010J)

タイトルに関連する用語 (4件)： 精神分裂病 ,  分子病態 ,  エピジェネティック ,  枠組み