文献

J-GLOBAL ID：201702234220100831   整理番号：17A0680551

水中での超分子ポリマーの秩序性成長に対するH-結合効果

Effect of H-Bonding on Order Amplification in the Growth of a Supramolecular Polymer in Water

著者 (9件)： GARZONI Matteo (Univ. Applied Sci. and Arts of Southern Switzerland, Manno, CHE) ,  BAKER Matthew B. (Eindhoven Univ. Technol., Eindhoven, NLD) ,  BAKER Matthew B. (Maastricht Univ., Maastricht, NLD) ,  LEENDERS Christianus M. A. (Eindhoven Univ. Technol., Eindhoven, NLD) ,  VOETS Ilja K. (Eindhoven Univ. Technol., Eindhoven, NLD) ,  ALBERTAZZI Lorenzo (Inst. for Bioengineering of Catalonia (IBEC), Barcelona, ESP) ,  PALMANS Anja R. A. (Eindhoven Univ. Technol., Eindhoven, NLD) ,  MEIJER E. W. (Eindhoven Univ. Technol., Eindhoven, NLD) ,  PAVAN Giovanni M. (Univ. Applied Sci. and Arts of Southern Switzerland, Manno, CHE)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 138  号： 42  ページ： 13985-13995  発行年： 2016年10月26日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 水中で超分子ポリマーを形成する自己組織化モチーフとして1,3,5-ベンゼントリカルボキシアミド(BTA)に焦点を合わせ,BTAの秩序性スタックとランダム凝集体の成長に関与する自己組織化を全原子分子動力学(MD)シミュレーションに基づきモデル解析し,鍵となる相互作用エネル(静電相互作用,疎水性相互作用,水素結合相互作用など)と高分子の協同的成長機構を明らかにした。実験で観測されるファイバーの出現とその成長には臨界サイズがあること,秩序性ファイバーがランダム凝集体に対して優先的に形成する要因は静電相互作用であることを明らかにした。次いで,BTAのアミド基をエステルに置き換えたモノマー間の水素結合ネットワーク形成をできない1,3,5-ベンゼントリエステル(BTE)での実験結果とMDシミュレーションの結果から,BTEも水中でファイバー組織体を形成するが,BTA超分子ポリマーに比べ柔軟性に富み,持続性が低いことが分かり,水中での超分子高分子の自己組織化に対する水素結合の役割が明らかになった。

シソーラス用語： *超分子 ,  *高分子 ,  *成長 ,  *水素結合 ,  自己組織化 ,  *静電相互作用 ,  疎水性相互作用 ,  協同現象 ,  エステル ,  効果 ,  *サイズ効果
準シソーラス用語： アミド基 ,  モデル解析 ,  ランダム集合 ,  水素結合ネットワーク ,  *水素結合相互作用 ,  繊維構造 ,  *全原子分子動力学シミュレーション ,  *秩序構造 ,  秩序性

分類 (2件)： 高分子の立体構造  (CG02031G) ,  数値計算  (JE02000J)

物質索引 (2件)： N,N′,N′′-トリス(24-ヒドロキシ-13,16,19,22-テトラオキサテトラコサン-1-イル)-1,3,5-ベンゼントリカルボアミド ,  1,3,5-ベンゼントリカルボン酸トリス(24-ヒドロキシ-13,16,19,22-テトラオキサテトラコサン-1-イル)

タイトルに関連する用語 (4件)： 水中 ,  超分子ポリマー ,  秩序性 ,  成長