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J-GLOBAL ID:201702234651939077   整理番号:17A0716133

軟骨および骨再生のための間葉系幹細胞の分化運命の調節におけるRHEBの役割

Role of RHEB in Regulating Differentiation Fate of Mesenchymal Stem Cells for Cartilage and Bone Regeneration
著者 (5件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年04月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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間葉系幹細胞(MSC)の進歩と細胞補充療法は,MSCの実質的な分化能力が組織再生の需要と一致するため,軟骨および骨欠損を治療する有望なアプローチである。MSCの不可欠な分化を必要とする動的プロセスの理解は限られている。ここでは,ヒト脂肪由来間葉系幹細胞(ASC)を軟骨形成性,骨形成性,および脂肪生成系統に分化させるための遺伝子シグネチャを調節するRHEB(脳に豊富なRasホモログ)の役割について説明する。RHEB過剰発現は,ASCの増殖を増加させる。RHEBは,グリコサミノグリカン(GAG)およびII型コラーゲン(COL2)の付随する増加を伴うSOX9のアップレギュレーションを介して,3D培養におけるASCの軟骨形成分化を増強する。RHEBは,ラント関連転写因子2(RUNX2)のアップレギュレーションを介して,カルシウムおよびリン酸含有量の増加と共に骨形成を増加させる。RHEBはまた,骨形成マーカー,オステオネクチンおよびオステオポンチンの発現を増加させる。RHEBノックダウンASCは,十分なSRY(性決定領域Y)ボックス9(SOX9)およびRUNX2を発現することができず,したがって軟骨形成および骨形成分化を減少させた。RHEB過剰発現は,CCAAT/エンハンサー結合蛋白質ベータ(C/EBPβ)のダウンレギュレーションにより,脂肪細胞系譜へのASC分化を損なった。逆に,RHEBノックダウンは脂肪生成の負の調節を廃止した。本研究は,RHEBがASC系統決定に重要な役割を果たす新規レギュレーターであり,RHEBに調整されたASCが軟骨および骨欠損治療のための細胞療法として有用であり得ることを示す。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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細胞生理一般  ,  生物学的機能 

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