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J-GLOBAL ID:201702234747025015   整理番号:17A0051925

チーズ中の黄色ぶどう球菌エンテロトキシンA(SEA)の存否試験用認証標準物質

Certified reference materials for testing of the presence/absence of Staphylococcus aureus enterotoxin A (SEA) in cheese
著者 (8件):
資料名:
巻: 408  号: 20  ページ: 5457-5465  発行年: 2016年08月 
JST資料番号: E0425B  ISSN: 1618-2642  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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ぶどう球菌エンテロトキシン(SEs)は,相当な数の食中毒発生原因となっている。ヨーロッパ法規(委員会規則1441/2007)には,2公認分析法(VIDASR SETS,RadascreenR SET Total)のうち1方法を用いる抽出,透析濃度及び免疫化学検出に基づくミルクや乳製品のSE分析の標準方法が規定されている。しかし,認証標準物質(CRMs)は,関連マトリックス中の黄色ぶどう球菌エンテロトキシンA(SEA)のグラム当たりサブナノグラムのレベルでの検出が求められるため,検出を実施する研究室に信頼できるデータを求めるには不十分である。チーズ中のSEAの存否試験用の一組の3種の標準物質(ブランク及び2種のSEA含有物質)の認証について述べる。標準法は15研究室間で利用し,結果を定性的な方法(サンプル中のSEA存否)で報告した。非偽陰性あるいは偽陽性の結果が得られた。認証値は診断特異性(ブランク物質)あるいは診断感度(SEA含有物質)が,すべての場合で100%であった。安定研究により,冷蔵あるいは冷凍保存時の適切な材料安定性を実証した。二重サンドウィッチ酵素結合免疫収着剤分析(ELISA)法により,チーズ材料中のSEA回収率に関する研究室内研究を実施し,2添加レベル及び分析前に添加したばかりのブランクCRMだけでなく,SEA含有CRM両サンプル中で同程度の約45%の回収率結果が得られた。測定値は,時間をかけて種々の分析法でも比較した。本標準物質の使用により,分析法の有効化及び分析性能の検証に関する研究室に必要な支援情報が提供され,チーズ中のSEA測定の信頼性が向上するであろう。Copyright 2016 The Author(s) Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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微生物起原の毒性  ,  食品の汚染  ,  バイオアッセイ 
物質索引 (6件):
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引用文献 (26件):
  • European Food Safety Authority, European Centre for Disease Prevention and Control. The European Union summary report on trends and sources of zoonoses, zoonotic agents and food-borne outbreaks in 2014. EFSA J. 2015;13:4329-519.
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  • Hennekinne JA, de Buyser ML, Dragacci S. Staphylococcus aureus and its food poisoning toxins: characterization and outbreak investigation. FEMS Microbiol Rev. 2015;36:815-36.
  • Balaban N, Rasooly A. Staphylococcal enterotoxins. Int J Food Microbiol. 2000;61:1-10.
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