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J-GLOBAL ID：201702234931077790   整理番号：17A0683931

HD142527の円盤でのダスト分布の詳細なモデリング

Detailed modeling of dust distribution in the disk of HD 142527

著者 (6件)： SOON Kang-Lou (Ibaraki Univ., Ibaraki, JPN) ,  HANAWA Tomoyuki (Chiba Univ., Chiba, JPN) ,  MUTO Takayuki (Kogakuin Univ., Tokyo, JPN) ,  TSUKAGOSHI Takashi (Ibaraki Univ., Ibaraki, JPN) ,  MOMOSE Munetake (Ibaraki Univ., Ibaraki, JPN) ,  MOMOSE Munetake (National Astronomical Observatory of Japan, Tokyo, JPN)
資料名： Publications of the Astronomical Society of Japan  (Publications of the Astronomical Society of Japan)
巻： 69  号： 2  ページ： 34.1-34.16  発行年： 2017年 
JST資料番号： W2414A  ISSN： 0004-6264  CODEN： PASJA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： HD142527の周りの三日月型円盤におけるダスト分布をALMAサイクル0によって得られた890μmの連続波放射に基づいて調べる。マップは18個の方位角セクターに分割され,各セクターにおける動径強度プロファイルは二次元円盤モデルで再現される。著者等のモデルは散乱と円盤の傾き,そして強度の方位角依存性を考慮に入れる。ダストが通常の組成をもち最大サイズが1mmであると仮定すると,北西領域(PA=291°-351°)は再現できない。その理由はモデルの強度が,重い自己散乱のために表面密度の増大に鈍感になり,観測された強度よりもずっと低い上限に達するためである。この上限は位置角PAに依存する。散乱不透明度を10分の1に縮小すると,強度分布は北西領域におけるものも含めてすべてのセクターでうまく再現される。ベストフィットするモデルパラメータは,円盤が光学的に薄い南領域における散乱不透明度にほとんど依存しない。PAに沿ったダスト表面密度のコントラスト比は約40と導かれ,通常の不透明度(70-130)の場合における値よりもずっと小さい。これらの結果は,少なくとも北西領域では,何らかの理由で,アルベドは考えられていたものよりも小さいことを強く示唆する。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 降着円盤 ,  宇宙塵 ,  *放射伝達 ,  空間分布 ,  分布 ,  干渉計 ,  電波望遠鏡 ,  サブミリ波 ,  恒星
準シソーラス用語： *HD142527 ,  *原始惑星系円盤 ,  放射輸送 ,  ALMA【干渉計】 ,  遷移円盤 ,  前主系列星

分類 (1件)： 恒星  (DB05000P)

引用文献 (41件)：

• Aikawa, Y., & Nomura, H. 2006, ApJ, 642, 1152
• Anders, E., & Grevesse, N. 1989, Geochim. Cosmochim. Acta, 53, 197
• Andrews, S. M., Wilner, D. J., Espaillat, C., Hughes, A. M., Dullemond, C. P., McClure, M. K., Qi, C., & Brown, J. M. 2011, ApJ, 732, 42
• Baruteau, C., & Zhu, Z. 2016, MNRAS, 458, 3927
• Biller, B., et al. 2012, ApJ, 753, L38

タイトルに関連する用語 (4件)： 円盤 ,  ダスト ,  分布 ,  モデリング