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J-GLOBAL ID:201702235100174701   整理番号:17A0716093

食餌で誘導した肥満マウスにおける肥満とその共存症に対する転写応答を用いた漢方薬の代謝効果

Metabolic Effect of an Oriental Herbal Medicine on Obesity and Its Comorbidities with Transcriptional Responses in Diet-Induced Obese Mice
著者 (6件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年04月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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Taeeumjowuitang(TJ)は韓国で肥満を治療するのに使用されている代替漢方薬である。TJが誘導する抗肥満効果に関与する分子メカニズムは,いまだに決定されていない。本研究の目的は,TJによる治療に対する転写応答と代謝応答を分析することで,TJの肥満と代謝疾患に対する効果を明らかにすることである。C57BL/6Jマウスに高脂肪食または高脂肪+3%(w/w)TJ食を12週間給餌した。肥満の動物モデルでのRNAシーケシング(RNA-seq)によるトランスクリプトームプロファイルに基づいて,表現型の特徴を測定し,抗肥満メカニズムを明らかにした。TJによる治療は,高脂肪食で誘導した肥満マウスでインスリン耐性,脂質代謝異常,肝臓の脂質異常を改善し,同時にエネルギー消費を増進し,脂肪症を抑制することで体重の増加を低下させた。RNA-seqによる全体の転写変化の解析から,精巣上体白色脂肪組織(eWAT)でTJはミトコンドリアの酸化的リン酸化関連の遺伝子を上方制御することが明らかになったので,TJによる治療後にはミトコンドリアの機能が増進していることが示唆された。さらに,TJは高脂肪食が誘導する炎症反応をeWATでの転写変化を介して効果的に軽減した。本研究の知見から,肥満とその共存症の治療での代替の漢方薬であるTJの効果に関するいくつかのメカニズムについての知見が得られる。それらは,TJによる治療をしながらの食餌が誘導する肥満に対する代謝応答と転写応答は脂肪組織の代謝では望ましいことを示している。(翻訳著者抄録)
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分類 (4件):
分類
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生薬の薬理の基礎研究  ,  代謝異常・栄養性疾患一般  ,  遺伝子発現  ,  動物の代謝と栄養一般 

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