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J-GLOBAL ID:201702235118467522   整理番号:17A0641920

チオフェンアンカー基とAu電極との接触相互作用に及ぼす分子構造の影響

Influence of Molecular Structure on Contact Interaction between Thiophene Anchoring Group and Au Electrode
著者 (10件):
資料名:
巻: 121  号:ページ: 1472-1476  発行年: 2017年01月26日 
JST資料番号: W1877A  ISSN: 1932-7447  CODEN: JPCCCK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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近年,電気デバイスにおいて,単一分子接合が鋭意研究されている。分子エレクトロニクスの主な目標は,単一分子接合の電子輸送を理解し制御することである。その電子輸送は,分子構造,分子と電極との接触などに強く依存することが知られているが,電極とアンカー基の間の相互作用に及ぼす分子構造の影響には注意が払われていない。本研究では,走査型トンネル顕微鏡ブレークジャンクションを用いて,チオフェンアンカー基とAu電極との相互作用に及ぼす分子構造の影響について検討した。チオフェンベース分子の単一分子接合コンダクタンスを測定した。結果は,ベンゾ[1,2-b:4,5-b’]ジチオフェン(1)と2,6-ジブロモベンゾ[1,2-b:4,5-b’]ジチオフェン(2)は分子接合に相当する明確なピークを示すが,異なる骨格を持つチエノ[3,2-b]チオフェン(3)はAu原子接触についてピークを示さなかった。DFT計算で,分子(3)は分子(1)および(2)と比較してチオフェンとAu電極の間に弱い相互作用を持つことが明らかになった。これらの結果は,チオフェンとAu接触との相互作用における分子構造の重要な役割を示した。一方,分子(3)の結合効果は,硫黄と芳香環構造を介して相互作用する平坦な配向では金表面に対して強すぎるので,この分子が接合形成妨げる可能性を排除できない。
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分類 (3件):
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有機化合物の薄膜  ,  物理的手法を用いた吸着の研究  ,  その他の接合 
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