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J-GLOBAL ID：201702235142617967   整理番号：17A0388353

単一脂質小胞分析のためのナノフローサイトメータ【Powered by NICT】

A nano flow cytometer for single lipid vesicle analysis

著者 (8件)： Friedrich Remo (Department of Physics, Chalmers University of Technology, Gothenburg, Sweden. [e-mail]) ,  Block Stephan ,  Alizadehheidari Mohammadreza ,  Heider Susanne ,  Fritzsche Joachim ,  Esbjoerner Elin K. ,  Westerlund Fredrik ,  Bally Marta
資料名： Lab on a Chip  (Lab on a Chip)
巻： 17  号： 5  ページ： 830-841  発行年： 2017年 
JST資料番号： W2330A  ISSN： 1473-0197  CODEN： LCAHAM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 単一粒子基底上の小脂質ベシクルの蛍光に基づく検出と特性化のためのナノ流体デバイスを提示した。個々の小胞は蛍光顕微鏡で可視化したデバイスは,ナノフローサイトメーターのように働く圧力駆動流中の平行ナノチャネルを通過する。実験は個々の小胞により放出された小胞含有量と蛍光信号の両方を定量化するための試料体積20μl以下を必要とする。デバイスは蛍光合成脂質小胞の数を数える170fMの小胞濃度まで正確に使用できることを示した。も小胞のサイズ分布は,キャリブレーション後の蛍光強度分布から分離できることを示した。は二種類の異なる事例におけるアッセイの適用性を実証した。第一では,親油性染料で標識した細胞由来の細胞外小胞を含む試料中の粒子濃度を測定するためにナノ流体デバイスを用いた。第二では,二色検出は合成脂質小胞へのペプチド結合をプローブするのに使用できることを示しているアンテナペディアホメオドメインペプチドペネトラチンのアルギニン富化版の正の膜曲率感知挙動を同定した。まとめると,これらの結果はアンサンブル平均なしに小さな生物学的小胞とそれらの相互作用の特性化と定量のためのこのナノ流体ベース方法論の可能性を示した。デバイスは,基礎生物学研究への診断の範囲のいろいろな分野における定量的分析ツールとして使用されているように思えた。さらに,著者らの結果は,小胞分析のための自動化ラボオンチップデバイスのさらなる開発を容易にする可能性がある。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： *蛍光 ,  キャラクタリゼーション ,  適応性 ,  定量的分析 ,  ペプチド結合 ,  曲率 ,  蛍光顕微鏡 ,  アミノ酸 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  第一アミン
準シソーラス用語： 蛍光強度 ,  サイズ分布 ,  ナノチャネル ,  ナノ流体 ,  脂質ベシクル ,  単一粒子 ,  *脂質小胞 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (4件)： 生物物理的研究法  (EA03020V) ,  バイオアッセイ  (EA03060N) ,  生物科学研究法一般  (EA03010K) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

物質索引 (1件)： アルギニン

タイトルに関連する用語 (3件)： 脂質小胞 ,  分析 ,  フローサイトメータ