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J-GLOBAL ID:201702243737126746   整理番号:17A0045764

シンクロトロンX線蛍光顕微鏡マッピング法とX線吸収近接端構造(XANES)画像によるコムギ(Triticum aestivum L.)の成熟穀粒中での元素分布と鉄の種生成

Element distribution and iron speciation in mature wheat grains (Triticum aestivum L.) using synchrotron X-ray fluorescence microscopy mapping and X-ray absorption near-edge structure (XANES) imaging
著者 (7件):
資料名:
巻: 39  号:ページ: 1835-1847  発行年: 2016年08月 
JST資料番号: W0792A  ISSN: 0140-7791  CODEN: PLCEDV  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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コムギ穀粒中の鉄(Fe)と亜鉛(Zn)の大部分がフィチン酸塩と関連があることを示す検討が幾つかあるが,穀粒中での元素の種生成の組織レベルでの重要な変動を解明するための微細な方法が無い。ここでは,重要元素類の共局在化を地図化するための新たに開発された高分解能μ-X線蛍光顕微鏡を組み合わせたX線吸収近接端分光画像のシンクロトロンベースの方法による種々の穀粒組織から直接得られる空間的に解像したFe種生成データを紹介する。アリューロン層中では,リン(P)がFeとZnと共局在化しており,X線吸収近接端構造画像により,その層の中ではFeはフィチン酸によりキレート化されていることが確認された。アリューロン層ほどではないにしろ,ZnもP分布と正の相関があった。化学種別分析から,珠心投影中ではFeはフィチン酸よりもむしろニコチアナミンと結合しており,更に複雑なFe構造である可能性も示された。胚珠中では根やシュートの原基中では高濃度のZnがあり,硫黄と共存しており,多分チオール基と結合していると思われる。総じて,Feは主に胚盤中で濃縮されてPと共局在化している。その高分解能画像と化学種別分析により,元素蓄積とバイオアクセシビリティの基になる生理過程の複雑さが明らかにされる。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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著者キーワード (4件):
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豆類  ,  細胞生理一般  ,  植物栄養  ,  生体の顕微鏡観察法  ,  光学情報処理  ,  X線技術 
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