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J-GLOBAL ID：201702244956044142   整理番号：17A0325478

ダッタン(Fagopyrum tartaricum.Gaerth)ソバふすまから抽出したフェノール類はp38/MAPキナーゼ経路を介して抗酸化活性およびヒト乳癌MDA-MB-231細胞における抗増殖効果を示す【Powered by NICT】

Phenolics extracted from tartary (Fagopyrum tartaricum L. Gaerth) buckwheat bran exhibit antioxidant activity, and an antiproliferative effect on human breast cancer MDA-MB-231 cells through the p38/MAP kinase pathway

著者 (6件)： Li Fuhua (College of Food Science, Southwest University, Chongqing, 400715, PR China. [e-mail] [e-mail]) ,  Zhang Xiaoli ,  Li Yao ,  Lu Keke ,  Yin Ran ,  Ming Jian
資料名： Food & Function  (Food & Function)
巻： 8  号： 1  ページ： 177-188  発行年： 2017年 
JST資料番号： W2339A  ISSN： 2042-6496  CODEN： FFOUAI  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ダッタンソバ(Fagopyrum tartaricum.Gaerth)ふすまから抽出したフェノール類を定量的・定性的に分析した。フェノール抽出物の生物活性を評価し,抗酸化活性,癌細胞の増殖に対する阻害能である。癌細胞に及ぼす抑制効果の分子機構を調べた。結果は,ダッタンソバふすまフェノール類は主に遊離型で存在し,遊離フェノール類は結合フェノール類より2倍多いことを示した。自由カフェー酸(119.75μg当たり100mgDW)と結合したルチン(51.66μg当たり100mg DW)は主な遊離と結合フェノール化合物であった。遊離フェノール抽出物は酸素ラジカル抗酸化能(ORAC)及び細胞抗酸化活性(CAA)を含む主要な(>90%)抗酸化活性に寄与した。遊離フェノール抽出物は,用量依存的にヒト乳癌MDA-MB-231細胞の抗癌活性を示した。有意な阻害効果は,細胞アポトーシス(p-p38とp ASK1発現のアップレギュレーション及びTRAF2とp-p53発現をダウンレギュレーション)を誘導し,負のS相(p21の発現増加およびPCNAの発現抑制され,サイクリンD1およびCDK4)G1からの細胞周期の進行を調節することによりp38/MAPキナーゼ経路を介して達成された。すべてのこれらの結果は,ダッタンソバふすまはMDA-MB-231細胞の増殖のための天然酸化防止剤及び阻害剤の豊富な資源であることを示した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： アポトーシス ,  *ふすま ,  腫瘍細胞 ,  ダウンレギュレーション ,  *フェノール類 ,  アップレギュレーション ,  *ヒト ,  抗腫瘍作用 ,  *MAPキナーゼ ,  *乳房腫瘍
準シソーラス用語： *MDA-MB-231細胞 ,  抽出物 ,  *抗酸化活性 ,  *P38 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (1件)： 植物の生化学  (EH01050J)

物質索引 (1件)： フェノール

タイトルに関連する用語 (12件)： Fagopyrum ,  ソバ ,  ふすま ,  フェノール類 ,  P38 ,  MAPキナーゼ ,  経路 ,  抗酸化活性 ,  ヒト ,  乳癌 ,  MDA-MB-231細胞 ,  増殖