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J-GLOBAL ID:201702246008436574   整理番号:17A0203602

門脈圧変化の肝うっ血による肝切除術後肝機能障害への作用【JST・京大機械翻訳】

Role of portal venous pressure changes in the liver dysfunction caused by hepatic congestion after extended liver resection
著者 (6件):
資料名:
巻: 15  号: 10  ページ: 1004-1011  発行年: 2016年 
JST資料番号: C2797A  ISSN: 1673-9752  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 中国 (CHN)  言語: 中国語 (ZH)
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【目的】肝切除後の肝機能障害に及ぼす門脈圧変化の効果を調査する。方法:実験研究方法を採用した。90匹のSDラットをランダムに3つの群に分けた。30匹のラットを,非淤血組,,,およびうっ血+うっ血群に分割した。肝臓切除術は70%肝臓(中葉+左葉)切除を行った。肝臓うっ血は70%肝臓(中葉+左葉)で切除し,尾静脈を結紮することにより尾状葉のうっ血(肝臓の体積は残りの肝臓体積の約1/3を占める);うっ血+脾切除群は70%肝臓(中葉+左葉)切除を行い、尾静脈を結紮し尾状葉をうっ血させ、脾臓を切除した。(1)各群20匹のラットを術後生存分析に用いた。各群10匹のラットを実験に用い、術後12、24時間の二つの時点で各5匹のラットを門脈圧測定に用い、圧力測定が終わった後、血液を採取し、肝臓標本を採集した。(2)門脈圧を測定した。術後12,24時間の門脈圧変化を測定した。(3)臨床生化学検査:術後12,24時間のTBILレベルの変化を測定した。(4)病理学的検査;肝臓組織のHE染色により肝臓の病理学的損害を調べた。(5)免疫組織化学的染色を行った。CD68を発現するマクロファージを検出した。(6)ウエスタンブロットは,以下を示した。術後24時間に解離 CASEPASE-3、低酸素誘導因子LΑ(HIF-1Α)タンパクの相対発現量を測定した。(7)RT-PCR法を用いて,以下の結果を術後12,24時間に血管内調節関連遺伝子(エンドセリン-1),内皮一酸化窒素シンターゼ(ENOS),炎症性サイトカイン(TNF-Α,IL-6)のMRNA発現量を測定した。(8)ELISAは,以下を示した。術後12,24時間のヒアルロン酸の変化を測定した。正規分布の計測データはX-Sで表し,グループ間比較は分散分析を用い,両比較はLSD検定を採用した。KAPLAN-MEIER法を用いて術後5D生存曲線を作成し、生存状況を比較し、LOG-RANK検定を採用した。結果:(1)生存分析;非淤血組,,,およびうっ血+うっ血群の5日生存率は,それぞれ75%,10%,および55%であり,3つの群の間に有意差があった(Χ2=18.21,P<0.05)。(2)門脈圧とTBILレベルの変化は,以下の通りであった。手術後12時間で,非,,,およびうっ血+脾臓の静脈圧は,それぞれ(15.77±0.67)CMH_2O(1CMH_2O=0.098KPA),(18.33±0.28)CMH_2Oおよび(14.87±0.58)CMH_2Oであった。手術後24時間にそれぞれ(13.49±0.45)CMH_2O、(16.96±0.82)CMH_2Oと(15.69±0.85)CMH_2O、3群ラット12、24Hの門脈圧を比較した。統計的有意差が認められた(F=56.53,29.01,P<0.05)。非淤血組,,,およびうっ血+うっ血は,それぞれ(1.48±0.10)ΜMOL/L,(1.76±0.15)ΜMOL/Lおよび(1.62±0.11)ΜMOL/Lであった。手術後24時間にそれぞれ(1.47±0.11)ΜMOL/L、(1.94±0.07)ΜMOL/Lと(1.67±0.11)ΜMOL/Lであり、3群のラット後12、24時間のTBILを比較した。それらの間には統計的有意差があった(F=6.81,27.85,P<0.05)。(3)病理学的検査を行った。非淤血組ラットと比較すると、術後24Hに淤血組ラットの肝臓組織に大量の空胞変性細胞が出現し、肝細胞の腫脹が激しく、類洞が混雑。うっ血群と比較して,うっ血群と非うっ血群の肝臓組織における肝組織の変性は,ある程度改善された。(4)免疫組織化学的染色を行った。非淤血組群と比較して,術後群の肝臓におけるCD68陽性マクロファージの数は,術後24時間で有意に増加した。うっ血群と比較して,うっ血群と非うっ血群の肝臓におけるCD68陽性マクロファージの数は減少した。(5)ウエスタンブロット法により,結果を分析した。非淤血組,,,およびうっ血+うっ血ラットの解離 CASEPASE-3蛋白質の相対的発現は,それぞれ0.63±0.05,1.17±0.18,および0.95±0.17であり,3つの群の間で有意差があった。有意差が認められた(F=17.42,P<0.05)。非淤血組,,,およびうっ血+うっ血群におけるHIF-1Α蛋白質の相対的発現は,それぞれ0.63±0.14,1.48±0.08および1.13±0.17であり,3つの群の間に有意差があった。有意差が認められた(F=50.58,P<0.05)。(6)RT-PCRの結果は以下の通りであった。非淤血組,,,およびうっ血+うっ血群の術後12時間のET-L/ENOSは,それぞれ1.01±0.63,2.09±0.27,および0.82±0.12であった。手術後24時間にそれぞれ0.73±0.17、2.16±0.94、0.80±0.24、3群のラット後12、24H ET-L/ENOSを比較した。統計的有意差が認められた(F=62.91,10.65,P<0.05)。非淤血組群,淤血組群,およびうっ血+うっ血群におけるTNF-Αは,それぞれ,0.99±0.08,127.80±13.15,および7.34±1.56であった。手術後24時間に,それぞれ,0.99±0.06,116.62±13.32および58.62±12.12であり,3つの群におけるTNF-Αの発現は,12時間および24時間後に比較した。統計的有意差が認められた(F=436.77,154.54,P<0.05)。非淤血組,,,およびうっ血+うっ血群の術後12時間のIL-6は,それぞれ0.98±0.06,1.87±0.34および1.54±0.15であった。手術後24時間で,それぞれ,0.99±0.05,2.02±0.27および1.51±0.11であり,3つの群の間に有意差があった(F=22.08,46.71,P<0.05)。(7)ELISA結果は以下の通りであった。非淤血組,,,およびうっ血+うっ血の12時間後のヒアルロン酸レベルは,それぞれ(149±9)NG/L,(200±19)NG/Lおよび(174±9)NG/Lであった。手術後24時間でそれぞれ(136±16)NG/L、(202±13)NG/Lと(91±11)NG/Lであり、3群のラット後12、24時間のヒアルロン酸レベルを比較した。統計的有意差が認められた(F=19.23,34.68,P<0.05)。結論:広範囲の肝切除に基づき、比較的に広い範囲の肝臓うっ血は門脈圧を更に上昇させることによって、肝臓の微小循環異常、組織酸欠、炎症、残存肝細胞の空胞変性、細胞アポトーシスの増加、肝機能障害の悪化、ラットの病死率の増加を招く。脾切除は門脈圧を低下させ,肝うっ血による肝組織損傷を改善し,ラットの生存率を向上させる。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】
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消化器の基礎医学  ,  発生と分化 
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