天然細胞外マトリックス配位子ヘパラン硫酸へのケモカインCXCL12の結合は筋芽細胞接着を可能にし,細胞運動性を促進する【Powered by NICT】

Thakar Dhruv; Thakar Dhruv; Dalonneau Fabien; Dalonneau Fabien; Migliorini Elisa; Migliorini Elisa; Lortat-Jacob Hugues; Boturyn Didier; Boturyn Didier; Albiges-Rizo Corinne; Coche-Guerente Liliane; Coche-Guerente Liliane; Picart Catherine; Picart Catherine; Richter Ralf P.; Richter Ralf P.; Richter Ralf P.; Richter Ralf P.

文献

J-GLOBAL ID：201702248370354225 整理番号：17A0444461

天然細胞外マトリックス配位子ヘパラン硫酸へのケモカインCXCL12の結合は筋芽細胞接着を可能にし,細胞運動性を促進する【Powered by NICT】

Binding of the chemokine CXCL12α to its natural extracellular matrix ligand heparan sulfate enables myoblast adhesion and facilitates cell motility

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資料名：
巻： 123 ページ： 24-38 発行年： 2017年
JST資料番号： C0964B ISSN： 0142-9612 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：イギリス (GBR) 言語：英語 (EN)

ケモカインCXCL12αは筋形成と筋肉再生中の筋肉前駆体細胞(筋芽細胞)の移動を誘導する強力な化学誘引物質である。ケモカインの分子提示は筋芽細胞の接着と運動性にどのように影響するか研究するために,一定の環境下での研究する選択された細胞外キューへの筋芽細胞の応答を可能にする調節可能なシグナル伝達プラットフォームとしての多機能生体模倣表面を設計した。このプラットフォームを用いて,著者らは,天然の細胞外マトリックスのリガンドであるヘパラン硫酸(HS)により提示されたとき,CXCL12αは筋芽細胞の接着と拡散を可能にし,それらの活性移動を促進することを示した。とは対照的に,筋芽細胞は,接着し,CXCL12αに広がったHSの不在下で準不可逆的に表面に結合したが,本質的に不動であったことを示した。さらに,インテグリン配位子と共にHS結合性CXCL12αとしての環状RGDペプチドの提示は,伸展と運動が増強され,CXCR4(CXCL12α受容体)とインテグリン(RGD受容体)間の協力を示す。著者らの発見は,CXCL12α誘導筋芽細胞の接着と移動におけるHSの重要な役割を明らかにした。ここで開発した生体模倣表面は生体分子の異なる症状に対する細胞応答の機構研究に有望である。受容体クロストークの基礎となるシグナル伝達経路を分析するための広く適用できるかも知れない,高度に特異的な細胞応答を促進する新規生体材料の開発を導く可能性がある。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

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医用素材

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