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J-GLOBAL ID:201702253441578914   整理番号:17A0749812

ABI4はArabidopsisの種子発芽を阻害するA型ARRsの発現を抑制する【Powered by NICT】

ABI4 represses the expression of type-A ARRs to inhibit seed germination in Arabidopsis
著者 (5件):
資料名:
巻: 89  号:ページ: 354-365  発行年: 2017年 
JST資料番号: A1374A  ISSN: 0960-7412  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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植物ホルモンアブシジン酸(ABA)は,種子発芽と発芽後成長の調節に重要な役割を果たしている。APETALA2(AP2)-型転写因子ABSCISIC ACID INSENSITIVE4(ABI4)は種子発芽のABA仲介阻害に必要である。サイトカイニンはABAシグナル伝達に拮抗することにより種子発芽と実生成長を促進した。しかし,種子発芽中のABAとサイトカイニンシグナル伝達の間の相互作用は不明のままである。ここでは,ABAシグナル伝達は,種子発芽および子葉緑化中の,サイトカイニン誘導性遺伝子のクラス,Arabidopsis応答調節因子(ARR)をダウンレギュレートすることを報告した。外因性ABAの適用はArabidopsis thaliana(シロイヌナズナ)種子と実生におけるA型ARRsの発現を抑制することを見出した。A型ARRファミリーメンバーの中で,ARR6,ARR7とARR15の発現はABA欠損変異体でアップレギュレーションされ,A型ARRsの転写阻害はABAシグナル伝達経路を必要とすることを示した。これらARRsの単一および多重変異は発芽および子葉緑化中に増加したABA感受性をもたらした;ARR7またはARR15の過剰発現はABA非感受性表現型をもたらした。これらの観察は,A型ARRは種子発芽および子葉緑化中のABA応答を阻害することを示す。更なる分析は,ABI4はそれらのプロモーターに直接結合することによりARR6,ARR7とARR15の転写を負に調節することを示した。遺伝的解析はARR7とARR15の機能喪失変異はabi4のABA非感受性を部分的に救済したことを示した。このように,本研究では,ABI4は種子発芽および子葉緑化を阻害するA型ARRsの転写を阻害することによりABAとサイトカイニンシグナル伝達に重要な役割を果たしていることを明らかにした。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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植物生理学一般  ,  遺伝子発現 
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