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J-GLOBAL ID:201702253816525449   整理番号:17A0575694

ニュートリノの性質の影響

Impact of neutrino properties on the estimation of inflationary parameters from current and future observations
著者 (14件):
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巻: 95  号: 4,Pt.A  ページ: 043512.1-043512.22  発行年: 2017年02月 
JST資料番号: D0748A  ISSN: 2470-0010  CODEN: PRVDAQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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宇宙論データからのインフレーションパラメータの推定に対するニュートリノの性質に関する仮定の影響を調べた。インフレーション模型では,スカラーおよびテンソル摂動による密度および重力波ゆらぎとその比r,およびそれらのスペクトル指数nsおよびnTが予言されるが,これらのパラメータは必ずしも独立ではない。そのため,異なるインフレーション模型を区別するための実験的制限は,nsおよびrに対した課され,それらの予言はns/r平面で与えられる。この論文では,ns/r平面の許容されるコンターに焦点を当てて調べた。ニュートリノの性質としては,(1)3つのニュートリノ質量固有値の和Mν,(2)再結合期での相対論的自由度数Neff,(3)ニュートリノ階層性,を考えた。これまでの文献では3つの縮退したニュートリノ,あるいは2つの質量零ニュートリノを仮定して調べられているが,ここでは,順および逆階層性の場合を調べた。基本的結果として,これら3つの性質により,ns/r平面における確率コンターに1σ未満のシフトが現在および将来のデータにもたらされることを示した。また,階層性の(順,逆,あるいは縮退)選択の影響は無視できることがわかった。しかしながら,以前のニュートリノ質量を零と取るミニマルMν,min=0によってはns/r平面におけるバイアスがもたらされるため,振動データで必要とされるMν,min=0.059eVに置き換えるべきことを示した。PlanckおよびBicep/Keckからの現在の宇宙マイクロ波背景(CMB)データを用い,Mνおよびrを無視すれば,nsの平均値が約0.3σ下方にずれるが,バリオン音響振動データを含めれば,ns/r平面の標準的コンターが基本的に再現されることを示した。コンターのより大きなずれ(0.8σまで)は,Neffの非標準的値で生じた。将来のCMB実験(COrE,StageIV)に対する予測も与え,Mνの無視を考慮した,ニュートリノの性質の不完全な知識により,nsの決定において約0.4σ(Neffを無視すれば約0.8σ)の下方の値へのシフトが誘導されることを示した。具体的インフレーション模型との比較を行った。これらのことより,必要とされる精度が与えられれば,ニュートリノの不完全な知識は適切に考慮されるべきであると結論した。
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分類 (2件):
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宇宙論  ,  ニュートリノ相互作用 
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