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J-GLOBAL ID:201702257095328793   整理番号:17A0627151

サルディニア海域におけるチヒロエビ科幼生の分散のモデル化:生息密度と接続性のシナリオ

Modelling giant red shrimp larval dispersal in the Sardinian seas: density and connectivity scenarios
著者 (5件):
資料名:
巻: 26  号:ページ: 364-378  発行年: 2017年05月 
JST資料番号: W1562A  ISSN: 1054-6006  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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西部地中海のサルディニア大陸斜面における既知の産卵場から放出されるチヒロエビ科の幼生の接続性と3次元的な(3D)分散について,3Dサブメソスケールの局地海洋モデルで実行したラグランジュシミュレーションを用いて評価した。2012年の流体力学的条件を用いた生物物理学的シミュレーションを実行し,産卵期(5月~9月)に既知の産卵場から放出された繁殖体を追跡した。21日間または42日間の2つの浮遊幼生期(PLD)の各々について,受動的輸送(PT)と鉛直移動(VM)のシナリオの検証を行った。PTとVMのシナリオにおける繁殖体の分散は,輸送距離,海域外への移出(VMの場合は大きい),及び深度分布(遭遇した海流の変動が大きいためVMの場合は浅くて双峰性)の点で異なった。接続性のパターンを8か所の放出場所と所定の4か所のエコリージョンで調べた結果,サルディニアの北西部(NW),西部(W),及び南部(S)の海域間に強い接続性が示されたが,東部の海域はより隔離されていた。シナリオ間の接続性のパターンの違いは,主にPTのシナリオにおける放出場所での繁殖体の滞留が増大する傾向に関係していた。この結果は,最初の卵・幼生期に発生する可能性が高い鉛直移動の既存の仮説とともに,VMのシナリオが,検証したこれら2つの仮説の中で最も可能性があることを示唆している。サルディニアのWとSの間の強い接続性と,Eの相対的な隔離が,この重要資源の保護のために大きな意味を持っている。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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魚類以外の水産動物  ,  個体群生態学  ,  海洋の構造・力学・循環 
引用文献 (76件):
  • Andrello, M., Mouillot, D., Beuvier, J., Albouy, C., Thuiller, W. and Manuel, S. (2013) Low connectivity between mediterranean marine protected areas: a biophysical modeling approach for the dusky grouper Epinephelus marginatus. PLoS ONE 8:e68564. doi:10.1371/journal.pone.0068564.
  • Anger, K. (2001) The biology of decapod crustacean larvae. Crustacean Iss. 14:1-420.
  • Anger, K. (2006) Contributions of larval biology to crustacean research: a review. Invertebr. Reprod. Dev. 49: 175-205.
  • Berline, L., Rammou, A., Doglioli, A., Molcard, A. and Petrenko, A. (2014) A connectivity-based eco-regionalization method of the Mediterranean Sea. PLoS ONE 9:3-11.
  • Cannas, R., Sacco, F., Follesa, M.C. et al. (2011) Genetic variability of the blue and red shrimp Aristeus antennatus in the Western Mediterranean Sea inferred by DNA microsatellite loci. Mar. Ecol. 33:1-14.
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