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J-GLOBAL ID:201702257495134253   整理番号:17A0253967

絶滅危機にあるブラジルバイオーム,ルペストリス草原に生息する新熱帯植物固有種Vellozia gigantea(ウェロジア科)由来,新規殺虫性ジテルペノイド

New Pesticidal Diterpenoids from Vellozia gigantea (Velloziaceae), an Endemic Neotropical Plant Living in the Endangered Brazilian Biome Rupestrian Grasslands
著者 (5件):
資料名:
巻: 22  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: U7014A  ISSN: 1420-3049  CODEN: MOLEFW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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Vellozia giganteaは,希少な古代植物で,ブラジルのルペストリス草原に生息する固有の新熱帯植物である。V.gigantea不定根のジクロロメタン抽出物は,Lactuca sativa,Agrostis stolonifera及びLemna paucicostataに対して植物毒性があり,Aedes aegyptiに対して殺幼虫活性を示した。抽出物の植物毒性バイオアッセイ誘導分画によって,1種の新規イソピマラジエン,8(9),15-イソピマラジエン-1,3,7,11-テトラオン,また3種の新規クレイスタンタンジテルペノイド,7-オキソ-8,11,13-クレイスタンタトリエン-3-オール,3,20-エポキシ-7-オキソ-8,11,13-クレイスタンタトリエン-3-オール及び20-ノル-3,7-ジオキソ-1,8,11,13-クレイスタンタテトラエン-10-オールが見つかった。これら新規物質の構造を1H,13C,COSY,NOESY,HSQC及びHMBC NMRデータの解釈に基づいて提案する。8(9),15-イソピマラジエン-1,3,7,11-テトラオンは,市販除草剤のクロマゾン,EPTCやナプタラムに相当するIC50値(30μM)で特に植物毒性があった。さらに,7-オキソ-8,11,13-クレイスタンタトリエン-3-オールは,1日齢のAe.aegypti幼虫に対して,125ppmの濃度で死虫率100%となった。ルペストリス草原に生息し,かろうじて絶滅から免れている新熱帯固有種であるV.giganteaのような特異な古代植物は,新規生物活性物質の資源となり得るため,保護されるべきであると著者らの結果は示している。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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害虫に対する農薬  ,  ジテルペン,セスタテルペン  ,  植物の生化学 
物質索引 (4件):
物質索引
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