抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
現在,ICT環境の急速な発展により自動車を取り巻く環境は大きな変容を遂げている。特に,車両情報端末(以後,IVI端末)は進歩が著しい分野であり,オープン・イノベーションによるコスト削減,開発ベンダーの負担軽減の観点から,様々なプラットフォームの議論がされている。Vehicle APIは,W3C Automotive Working Groupが策定しているWEB技術を用いてIVI端末を開発するためのAPI群の総称である。このAPI群は,2016年からはWebSocketによる新仕様の定義が進んでいる。Vehicle APIに実現が期待される要素の一つに,“複数端末・アプリケーションにおける車両情報取得”が挙げられる。Vehicle APIが採用するWebSocketサーバークライアントモデルでは,複数のサービスとの通信を非同期的に行うことが可能である。しかし,現行のドラフトでは競合と並行性の問題を示唆しており,それを解消するために必要な技術やプロトコルに関しては想定していないと明記されている。本研究では,1つの車両でVehicle APIを用いた複数アプリケーションを運用するために,2017年1月版のドラフトに準拠する車載システムの設計・実装をおこなった。また,実装した車載システムに対して複数の端末やアプリケーションからの情報取得の実験を行い,現状のVehicle APIのフィージビリティと問題点を明らかにした。本研究により,WEBを用いた情報取得環境を構築する際に留意すべき点と課題が整理され,今後の規格化・標準化についての知見が得られた。(著者抄録)