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J-GLOBAL ID:201702258328161305   整理番号:17A0763274

天然緑色蛍光蛋白質の発色団成熟における酸化機構 理論研究

The mechanism of oxidation in chromophore maturation of wild-type green fluorescent protein: a theoretical study
著者 (3件):
資料名:
巻: 19  号: 20  ページ: 12942-12952  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0271C  ISSN: 1463-9076  CODEN: PPCPFQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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天然緑色蛍光蛋白質(GFP)の空気環境における発色団成熟における第二の律速段階としての酸化について検討した。酸素分子はGFP発色団の生合成に必要な酸化剤である。本報は密度汎関数理論(DFT)計算を用いて酸化機構を調べた。その結果,Tyr66のα-炭素の脱プロトン化が恐らく酸化の律速段階であることを示した。五員環複素環(EFMH)のエノラート型から酸素分子への電子移動による三重項ラジカル錯体[EFMH O2-]T発生が重要な段階である。この錯体は系間交差により開殻一重項ジラジカル錯体を生成し,これから閉殻一重項ヒドロペルオキシ付加物が生成した。ヒドロペルオキシ付加物の生成はプロトン共役電子移動反応である。H2O2脱離のエネルギー障壁は16.5kcal/molであった。本報が発見した酸化生成物IFMHH2O2はヒドロキシル化環状イミン構造をもち,無色Y66L変種でトラップされた結晶構造と対応した。酸化生成物の相対エネルギーは-48.7kcal/molであり,熱力学的に不利な環状生成物が酸化によりトラップされる実験的観察と整合した。本結果はGFPの発色団成熟における環化-酸化-脱水素機構を支持した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (3件):
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蛋白質・ペプチド一般  ,  酸化,還元  ,  分子の電子構造 

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