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J-GLOBAL ID:201702260389042209   整理番号:17A0760543

NF-κB(核内因子κB),Nrf2(NF-E2関連因子2)およびSTAT3(シグナル伝達性転写因子3)シグナル伝達経路に対するHeterotheca inuloides(キク科植物)からの天然および半合成カジナン類の効果とこれらのヒト癌細胞株におけるin vitro細胞毒性の評価

Effect of natural and semi-synthetic cadinanes from Heterotheca inuloides on NF-κB, Nrf2 and STAT3 signaling pathways and evaluation of their in vitro cytotoxicity in human cancer cell lines
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巻: 25  号: 12  ページ: 3135-3147  発行年: 2017年06月15日 
JST資料番号: W0556A  ISSN: 0968-0896  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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NF-κB,Nrf2およびSTAT3転写因子の経路に対するHeterotheca inuloidesから単離した10種の天然カジナンセスキテルペノイドの効果を初めて調査した。この種の主成分である7-ヒドロキシ-3,4-ジヒドロカダレンは抗NF-κB活性を示し,抗酸化Nrf2経路を活性化しており,本植物の伝統的使用に関して報告された特性の説明になるかもしれない。主な代謝産物に加えて,構造が類似する化合物である7-ヒドロキシ-カダレンも抗NF-κB活性を示した。従って,両天然化合物をエステル類およびカルバマート類を含む,新規半合成誘導体群合成のための鋳型として使用し,これらの6種のヒト癌細胞株に対する潜在的in vitro抗増殖活性を評価した。カルバマート誘導体7-(フェニルカルバマート)-3,4-ジヒドロカダレンおよび7-(フェニルカルバマート)-カダレンはヒト結腸直腸腺癌に対して強力な活性を示すことが分かっており,癌細胞群内における重要な選択性を示した。エステル誘導体のうち,7-(p-メチル-ベンゾイルオキシ)-3,4-ジヒドロカダレンはその親化合物の7-ヒドロキシ-3,4-ジヒドロカダレンよりも強力なNF-κB阻害剤およびNrf2活性化剤であると判定した。さらに,この化合物はNF-κB活性化経路に関与する蛋白質複合体であるホスホ-IκBαのレベルを低下させた。分子シミュレーションにより,活性化合物が全てIκBαリン酸化を担当するIKK複合体におけるIKKβサブユニットの活性化ループと相互作用することを示唆した。したがって,本研究では2種の天然および1種の半合成NF-κBおよびNrf2調節物質と2種の新しい有望な細胞毒性化合物を同定した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (5件):
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モノテルペン,セスキテルペン  ,  薬用植物  ,  薬物の合成  ,  抗腫よう薬の基礎研究  ,  計算機シミュレーション 
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