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J-GLOBAL ID：201702261762689143   整理番号：17A0029638

基礎研究からの応用展開「自励振動高分子ゲル」-その新概念創出と応用展開-

著者 (1件)： 吉田亮 (東大 大学院工学系研究科)
資料名： Bulletin of Japan Society of Coordination Chemistry  (Bulletin of Japan Society of Coordination Chemistry)
巻： 66  ページ： 45-48  発行年： 2015年11月30日 
JST資料番号： L7014A  ISSN： 1882-6954  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高分子ゲルに機能性を付与した材料の開発が進んでいる。pH振動反応(H₂O₂/HSO₃^-/Fe(CN)₆^4-など)を起こす溶液にpH応答性ゲルを浸漬し,ゲルが膨張/収縮の周期運動を繰り返すシステムを開発した。これをさらに発展させて,自動で振動する系(自動振動ゲル)を創成した。基本の化学構造はRu(bpy)₃²⁺をポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)に共重合させた。一定温度の閉鎖空間中ではゲルは自発的に膨張/収縮を起こす。Ruとテルピリジンの錯体を用いて,分子集合体への展開も図られている。親水性高分子セグメントと自動振動高分子セグメントから成るジブロック共重合体についても解説した。これは自律的に自己集合状態が変化する。

シソーラス用語： 自励振動 ,  *ゲル ,  *機能性高分子 ,  *振動反応 ,  pH依存性 ,  過酸化水素 ,  亜硫酸 ,  ヘキサシアノ鉄酸塩 ,  膨張 ,  収縮 ,  システム ,  *ルテニウム錯体 ,  ポリアクリルアミド ,  共重合 ,  自発運動 ,  窒素複素環化合物 ,  分子集合体 ,  ジブロック共重合体 ,  自己集合
準シソーラス用語： *pH応答性高分子 ,  テルピリジン類 ,  ポリ(N-イソプロピルアクリルアミド) ,  *高分子ゲル ,  自動振動 ,  周期運動 ,  親水性高分子 ,  閉鎖空間

分類 (2件)： 高分子固体のその他の性質  (CG02025L) ,  白金族元素の錯体  (CE01100E)

物質索引 (1件)： 2,2′-ビピリジン

タイトルに関連する用語 (8件)： 基礎 ,  研究 ,  応用 ,  展開 ,  自励振動 ,  高分子ゲル ,  概念 ,  創出