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J-GLOBAL ID:201702261991705263   整理番号:17A0716154

膜ミクロドメインから核への神経成長因子シグナル伝達:カベオリンによる差異制御

Nerve Growth Factor Signaling from Membrane Microdomains to the Nucleus: Differential Regulation by Caveolins
著者 (20件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年04月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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膜ミクロドメインまたは脂質ラフトは,細胞の必須の機能モジュールとして出現してきており,成長因子受容体を媒介する応答の調節に重要である。本研究では,増殖と分化を調節する際のミクロドメインの構造と調節成分カベオリン-1およびカベオリン-2の間の二分岐性について調べた。カベオリン-1が神経成長因子(NGF)シグナル伝達とその後の細胞分化を阻害するのに対し,カベオリン-2は増強する。カベオリン-2はNGF受容体の輸送を損なわないと思われるが,マイトジェン活性化蛋白質キナーゼ(MAPK),リボソーム蛋白質S6キナーゼ2(Rsk2)およびcAMP応答要素結合蛋白質(CREB)を長期間にわたって強く活性化するよう顕現させている。カベオリン-1は,対照的にNGFシグナル伝達経路活性化の開始を変化させることはなく,むしろ少なくとも部分的には最終的にCREBリン酸化を妨げる下流のエフェクターRsk2のリン酸化型と共に,同族受容体であるTrkAとp75NTRを隔離することによって原形質膜で作用する。リン酸化不能型カベオリン-1セリン80変異体(S80V)は,もはやTrkA輸送またはその後のCREBリン酸化を阻害しない。NGFの結合をブロックしないp75NTRに対するモノクローナル抗体であるMC192は,両NGF受容体(TrkAとp75NTR)の脂質ラフトからの退出を妨げる。本研究で提示した結果は,ニューロンの発生および腫瘍形成において相互作用するカベオリンと受容体シグナル伝達複合体の役割の重要性を示している。(翻訳著者抄録)
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分類 (5件):
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細胞生理一般  ,  生物学的機能  ,  細胞膜の受容体  ,  生体膜一般  ,  神経の基礎医学 
物質索引 (1件):
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