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J-GLOBAL ID:201702262407949032   整理番号:17A0363737

TGAと固定層反応器におけるバイオマス成分の熱分解:熱化学的挙動,速度論および生成物のキャラクタリゼーション【Powered by NICT】

Pyrolysis of biomass components in a TGA and a fixed-bed reactor: Thermochemical behaviors, kinetics, and product characterization
著者 (3件):
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巻: 121  ページ: 84-92  発行年: 2016年 
JST資料番号: B0809A  ISSN: 0165-2370  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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バイオマスの三主要成分(ヘミセルロース,セルロースおよびリグニン)の熱分解特性を熱重量分析計(TGA)と固定床反応器を用いて研究した。TGAでは,ヘミセルロースとセルロースの熱分解は,ヘミセルロースとセルロースの260~410°Cから210~370°Cまで重量損失とともに急速に発生した。リグニンは広い温度範囲(約200から600°Cまで)で分解し,高いチャー収率を生成した。加熱速度が増加するにつれて,TGおよびDTG曲線は高温側にシフトした。Flynn-Wall-Ozawa法は熱反応速度を解析するために導入し,ヘミセルロース,セルロースおよびリグニン熱分解の活性化エネルギー(E)値は,これらの三成分の熱安定性配列に対応している。固定層反応器では,リグニンの熱分解は,セルロースとヘミセルロースと比較して著しく高い固体残留物収率(61%)と非常に低い液体収率(0.5%)を生成した。非凝縮性ガスは主にH_2,CH_4,CO_2とCOから成っていた。液体のFTIR及びGC-MS分析は,セルロースとヘミセルロースの熱分解からの液体は,フラン類,アルデヒド及びケトン類は最も顕著な分解生成物であることを示唆した光酸素化化合物の範囲を含むことを示した。リグニンの解重合は種々のフェノール類,多くのメトキシル化フェノール類を含むをもたらした。熱分解の後に,チャー中の炭素含有量は増加したが,水素含有量は減少した。結果及び知見の全てはバイオマスの熱挙動と燃料及び化学品に対するその熱化学的利用のさらなる理解に役立つであろう。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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木材化学  ,  生物燃料及び廃棄物燃料 

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