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J-GLOBAL ID:201702267690631139   整理番号:17A0656449

遺伝子組換えNEDD8リガーゼを用いる小分子蛋白質標的の直接近位タグ付け

Direct Proximity Tagging of Small Molecule Protein Targets Using an Engineered NEDD8 Ligase
著者 (4件):
資料名:
巻: 138  号: 40  ページ: 13123-13126  発行年: 2016年10月12日 
JST資料番号: C0254A  ISSN: 0002-7863  CODEN: JACSAT  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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生物活性小分子が標的とする蛋白質を同定することは困難であるという問題を解決するために,既に蛋白質-蛋白質相互作用を同定するために使用されている近位タグ付け酵素であるNEDD8 E2結合酵素Ubc12を応用して,生物活性小分子の蛋白質標的を同定する方法を開発した。NEDD8-Eに融合させたSNAP-タグを介して共有結合により小分子を結合させることにより2-ドメイン構築体を作製した。この構築体は,その小分子に結合した標的蛋白質をHis6-ビオチンタグ付けNEDD8誘導体にて標識する。His6-ビオチンタグはLC-MS/MSによる精製と標的蛋白質の同定を容易にする。この方法の有効性を実証するために,臨床使用されているチロシンキナーゼ阻害剤ダサチニブのSNAP-タグに結合可能な誘導体(DS1)を合成して小分子として使用し,A549細胞の溶解物中のダサチニブ標的の同定を試みた。NEDD8標識蛋白質をトリプシン分解後,LC-MS/MSにより分析した結果,4種の既知標的蛋白質を同定することができた。小分子としてメトトレキサートを用いて同様の検証実験を行なった。また合理的突然変異誘発によりNEDD標識化効率を改善した。遺伝子組換えリガーゼを用いる近位タグ付け法は標的の直接結合を用いることから,小分子標的の同定を容易にする有用で直交的な方法である。
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分類 (4件):
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生化学的分析法  ,  蛋白質・ペプチド一般  ,  酵素一般  ,  質量分析 

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