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J-GLOBAL ID:201702267798139870   整理番号:17A0740214

グルコース-白金複合体の位置異性体への化学的手法はグルコース輸送体介在性取り込みを介する特異的癌ターゲティングをin vitroおよびin vivoで明らかにする

Chemical Approach to Positional Isomers of Glucose-Platinum Conjugates Reveals Specific Cancer Targeting through Glucose-Transporter-Mediated Uptake in Vitro and in Vivo
著者 (3件):
資料名:
巻: 138  号: 38  ページ: 12541-12551  発行年: 2016年09月28日 
JST資料番号: C0254A  ISSN: 0002-7863  CODEN: JACSAT  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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癌の特異的ターゲティングのための次世代糖複合体を設計するためには,グルコース上のどの位置が抗癌剤を付加するのに適切であるかを特定することが重要である。本研究では,C1α,C1β,C2,C3,C4またはC6位に白金系抗癌剤を連結したグルコース-白金複合体(Glu-Pt)の位置異性体を合成し,生物学的活性を評価した。D-グルコースの置換位置は得られる複合体の生物学的活性に影響を与えており,置換位置によって細胞取り込み,細胞毒特性,グルコース輸送体1(GLUT1)特異性が変化していた。4種の癌細胞株(A2780,DU145,SKOV3,A549)においてC1αおよびC2置換Glu-Ptは最も効率的に細胞内に蓄積し,C3置換Glu-Pt(化合物3)の取り込み効率は最も低かった。C2置換Glu-Pt(化合物2)はDU145細胞において化合物3の約3倍の効力を示した。C1置換Glu-Ptのαおよびβアノマーの細胞取り込みと細胞毒特性にも有意な違いが見られた。GLUT1の発現が見られない非癌性RWPE2細胞では,Glu-Ptの取り込みに有意な違いは見られなかった。GLUT1阻害剤サイトカラシンBの不在および存在下での細胞取り込みを測定したところ,化合物2が最も強くGLUT1阻害の影響を受け,これはDU145細胞およびGLUT1ノックダウン細胞株に対する化合物2の細胞毒性にも反映されていた。GLUT1を過剰発現する同系の乳癌マウスモデルにおいて,化合物2は抗腫瘍有効性を示し,腫瘍内に選択的に取り込まれていた。
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分類 (3件):
分類
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単糖類  ,  白金族元素の錯体  ,  抗腫よう薬の基礎研究 
物質索引 (1件):
物質索引
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