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J-GLOBAL ID：201702268003660996   整理番号：17A0590952

培養肝臓癌細胞における細胞代謝に対するR-α-リポ酸の影響の経時変化

Time Course Effect of R-Alpha-Lipoic Acid on Cellular Metabolomics in Cultured Hepatoma Cells

著者 (8件)： IKUTA Naoko (Kobe Univ., Kobe, JPN) ,  CHIKAMOTO Keita (Kanazawa Univ., Kanazawa, JPN) ,  ASANO Yuya (Kanazawa Univ., Kanazawa, JPN) ,  YASUI Yoshiaki (Kanazawa Univ., Kanazawa, JPN) ,  YOKOKAWA Haruka (Kanazawa Univ., Kanazawa, JPN) ,  TERAO Keiji (CycloChem Bio Co., Ltd., Kobe, JPN) ,  RIMBACH Gerald (Univ. Kiel, Kiel, DEU) ,  MATSUGO Seiichi (Kanazawa Univ., Kanazawa, JPN)
資料名： Journal of Medicinal Food  (Journal of Medicinal Food)
巻： 20  号： 3  ページ： 211-222  発行年： 2017年03月 
JST資料番号： W2343A  ISSN： 1096-620X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： H4IIEC3ラット由来ヘパトーマ細胞を用いて,R-リポ酸の処理が細胞の代謝におよぼす効果について時間経過を観察し,ラセミ体が示す効果と比較した。解糖系の代謝物は,R-リポ酸の処理により減少することが観察され,この効果は,ラセミ体が示す効果よりも大きかった。また,乳酸の量もR-リポ酸の処理により低下していた。さらに,アミノ酸の代謝に対する効果を検討したところ,Ser,Thr,Glyの含量が顕著に低下していた。主成分分析により,R-リポ酸とそのラセミ体の影響はよく分離されていることが確認された。以上より,R-リポ酸には,解糖系,乳酸の生成,Ser-Thr-Gly経路を抑制して,糖新生を抑制するはたらきがあることが示された。

シソーラス用語： 肝臓腫瘍 ,  *肝細胞癌 ,  *培養細胞 ,  *解糖系 ,  *アミノ酸代謝 ,  主成分分析 ,  *グルコネオゲネシス ,  in vitro実験 ,  酸化防止 ,  カルボン酸 ,  硫黄複素環化合物 ,  脂肪族アルコール ,  脂肪族カルボン酸 ,  第二アルコール ,  ヒドロキシ酸
準シソーラス用語： *ヘパトーマ ,  *H4IIEC3細胞 ,  *糖新生 ,  抗酸化作用

分類 (2件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  腫ようの実験的治療  (GE02040Y)

物質索引 (3件)： (R)-α-リポ酸 ,  DL-α-リポ酸 ,  乳酸

タイトルに関連する用語 (6件)： 培養 ,  肝臓癌 ,  細胞 ,  細胞代謝 ,  α-リポ酸 ,  経時変化