文献
J-GLOBAL ID:201702268142949994   整理番号:17A0081110

Fe3+とCu2+の同時検出のためのローダミン系2元化学センサ

A Rhodamine-based Dual Chemosensor for the Simultaneous Detection of Fe3+ and Cu2+
著者 (12件):
資料名:
巻: 32  号: 11  ページ: 1223-1229(J-STAGE)  発行年: 2016年 
JST資料番号: G0673B  ISSN: 0910-6340  CODEN: ANSCEN  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
Fe3+とCu2+の同時検出のためのローダミン系2元化学センサL1が設計され,合成された。L1の分光学的特性が,調べられ,その認識機構が,推測された。筆者らは,Fe3+の添加が,大きな蛍光増強を誘起する一方で,Cu2+が,UV-Vis吸収の強い増強を誘起することを見い出した。この結果は,L1が,UV-Vis分光法による他の金属イオンの存在下でFe3+とCu2+の認識に対してCH3OH-H2O(1/1,v/v,pH:7.2)中で非常に選択的であることを明らかにした。L1の蛍光強度とFe3+の濃度,及びL1のUV-Vis吸収強度とCu2+の濃度の間にすぐれた直線関係が,それぞれ観察された。検出限界は,Fe3+で9.2×10-8M(5.5 μg/L),Cu2+で3.8×10-8M(2.4 μg/L)であった。Fe3+とCu2+の標的金属イオンの検出能が,調べられ,所要時間が5分であった。L1のFe3+に対するJob’s plotとCu2+に対するESI-MSは,錯体中の1:1の化学量論を示唆した。これらの結果は,標的金属イオンの迅速な検出のための新規2元化学センサの設計のための有効な戦略を提供する。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

著者キーワード (4件):
分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
分析機器 
引用文献 (56件):
  • 1. A. Sikdar, S. S. Panja, P. Biswas, and S. Roy, J. Fluoresc., 2012, 22, 443.
  • 2. H. Q. Chen, A. N. Liang, L. Wang, Y. Liu, and B. B. Qian, Microchim. Acta, 2009, 164, 453.
  • 3. P. S. Donnelly, Z. Xiao, and A. G. Wedd, Curr. Opin. Chem. Biol., 2007, 11, 128.
  • 4. R. M. Rasia, C. W. Bertoncini, D. Marsh, W. Hoyer, D. Cherny, M. Zweckstetter, C. Griesinger, T. M. Jovin, and C. O. Fernández, Proc. Natl. Acad. Sci. U. S. A., 2005, 102, 4294.
  • 5. D. Strausak, J. F. B. Mercer, H. H. Dieter, W. Stremmel, and G. Multhaup, Brain Res. Bull., 2001, 55, 175.
もっと見る
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る