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J-GLOBAL ID：201702268294437474   整理番号：17A0219453

ゼブラフィッシュ胚の発生に及ぼす金属含有ナノ粒子(Ag,Au,CdS,ZnO,SiOT₂)の影響

Effects of metal-bearing nanoparticles (Ag, Au, CdS, ZnO, SiO₂) on developing zebrafish embryos

著者 (7件)： LACAVE Jose Maria (Univ. the Basque Country (UPV/EHU), Basque Country, ESP) ,  RETUERTO Ander (Univ. the Basque Country (UPV/EHU), Basque Country, ESP) ,  VICARIO-PARES Unai (Univ. the Basque Country (UPV/EHU), Basque Country, ESP) ,  GILLILAND Douglas (Inst. for Health and Consumer Protection, European Commission, Ispra (VA), ITA) ,  ORON Miriam (AHAVA-Dead Sea Lab., M.P Dead Sea, ISR) ,  CAJARAVILLE Miren P (Univ. the Basque Country (UPV/EHU), Basque Country, ESP) ,  ORBEA Amaia (Univ. the Basque Country (UPV/EHU), Basque Country, ESP)
資料名： Nanotechnology  (Nanotechnology)
巻： 27  号： 32  ページ： 325102,1-15  発行年： 2016年08月12日 
JST資料番号： W0108A  ISSN： 0957-4484  CODEN： NNOTER  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 水生生物に与えるナノ粒子(NP)の毒性要因について検討した。ゼブラフィッシュ胚モデルを用いて,NPの毒性を検討するために,異なる金属含有NPの急性および亜致死毒性ランク付け試験を実施して,金属のイオンおよびバルク形態のものと比較した。その結果,可溶性NP(Ag,CdSおよびZnO)においては,AgNPが最も高い急性毒性を示し,CdS NPに曝露された胚における奇形の発生率が増加した。一方,不溶性NPについては,SiO2 NPsのように絨毛膜の保護効果のために初期胚発生中に急性効果は観察されなかった。つまりゼブラフィッシュ胚に対する毒性はNPの溶解度に依存し,大きさは副次的であり,金属のイオン形態が常にナノ形態よりも毒性が高いということが示唆された。以上,金属のイオン形態が常にナノ形態よりも毒性が高く,バルク形態がゼブラフィッシュ胚の発生に対して最も毒性が低かった。

シソーラス用語： 水生生物 ,  ゼブラフィッシュ ,  *胚発生 ,  *ナノ粒子 ,  *毒性 ,  銀 ,  金 ,  硫化カドミウム ,  酸化亜鉛 ,  二酸化ケイ素 ,  急性毒性 ,  水質汚濁 ,  生息環境
準シソーラス用語： *金属ナノ粒子 ,  *金属毒性

分類 (2件)： 動物に対する影響  (EE05040R) ,  重金属とその化合物一般  (SB05021R)

タイトルに関連する用語 (7件)： ゼブラフィッシュ ,  胚 ,  ナノ粒子 ,  Ag ,  Au ,  CdS ,  ZnO