文献
J-GLOBAL ID:201702268653653470   整理番号:17A0693633

Vibrio parahaemolyticus感染症の疫学研究への多座位可変数直列型反復配列分析の有用性評価

Feasibility of Using Multiple-Locus Variable-Number Tandem-Repeat Analysis for Epidemiology Study of Vibrio parahaemolyticus Infections
著者 (9件):
資料名:
巻: 13  号: 10  ページ: 575-581  発行年: 2016年10月 
JST資料番号: W2345A  ISSN: 1535-3141  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
Vibrio parahaemolyticusは,生や不十分な加熱処理の甲殻類摂取により,食物媒介性胃腸炎を引き起こすことが知られている。本研究において著者らは,分子タイピングを用いた手法により,アウトブレイク検出を目的とした有用情報や,汚染源の特定が可能かを検討した。具体的には,最適化された多座位可変数直列型反復配列(VNTR)分析(MLVA)を用いて,Vibrio parahaemolyticus分離株を特性評価する方法の開発を試みた。MLVAと,パルスフィールドゲル電気泳動法(PFGE)の,それぞれの判別能力を,73種の散発性分離株をタイピングすることで比較した。疫学的一致の評価は,5種類の疫学的に特性評価されたアウトブレーク由来の3の分離株をタイピングすることで行った。最適化MLVAを用いて,Vibrio parahaemolyticus感染に対する,早期警告,疫学的調査,発生源の特定への利用可能性を評価した。散発性分離株を対象として,6または8のVNTR遺伝子座を用いた場合の,PFGEとMLVAの解析力には,有意差は見られなかった。各アウトブレーク内の全ての分離株の区別は,1件のアウトブレイクを除き,6つの遺伝子座を用いることで,MLVAにより可能であった。また,著者らは,2種のPFGEクラスター中の22の分離株に対して,6種の遺伝子座を用いてMLVAを適用したところ,1種のPFGEクラスターにおける分離株が,MLVAにより区別できることを確認した。次に,MLVAの感染源特定能の評価を,2件のアウトブレークおよびエビサンプル由来分離株により行った。1件のアウトブレークおよびエビ由来の分離株は,同じMLVA型を有することが確認されたことから,疫学的調査を実施した。その結果,疫学データより,近隣都市の汚染エビが,アウトブレイクの原因であることが示唆された。以上より,最適化MLVAは有望なツールとして,Vibrio parahaemolyticusの早期警告や疫学調査に役立つことが示された。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (6件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
公衆衛生  ,  疫学  ,  生物科学研究法一般  ,  微生物・ウイルス学研究法一般  ,  分子遺伝学一般  ,  魚類以外の水産動物 

前のページに戻る