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J-GLOBAL ID：201702270499616193   整理番号：17A0763200

固体NMRによる反磁性マトリックス内での常磁性体濃度の決定

Determination of paramagnetic concentrations inside a diamagnetic matrix using solid-state NMR

著者 (4件)： Maron Sebastien (Laboratoire de Physique de la Matiere Condensee, Ecole polytechnique, CNRS, Universite Paris Saclay, 91128 Palaiseau Cedex, France. [e-mail]) ,  Ollier Nadege ,  Gacoin Thierry ,  Dantelle Geraldine
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 19  号： 19  ページ： 12175-12184  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 多くの応用分野において,固体物質中の極低濃度のドーピングレベルの決定は重要な課題である。常磁性ドーパントの場合,NMR緩和法はX線回折(XRD)や化学分析結果のVegardの法則に基づく分析法等のドータントの空間分布に関する情報が得られない古典的方法に比べ,極めて精度が高い。核緩和速度,1/T₁とNd³⁺含有量間の線形関係を用い,モナザイトLaPO₄マトリックス中に均一分散したNd³⁺のドーピングレベルを0.1モル%の検出限界で決定した報告が最近なされている。ここでは,その研究をNd³⁺をドープしたY_0.8Sc_0.2PO₄及びBa₅(PO₄)₃Cl固溶体やリン酸ガラスなどのより複雑な複合体に拡張した。Ba₅(PO₄)₃Cl:Nd以外の全ての複合体で,1/T₁がNd公称濃度と線形関係を示し,この方法がドーパント濃度と空間均一性を調べる方法として有用であることを確認した。種々の化合物で得られた結果から,核緩和速度に影響を与える軌道の重なりや平均P-P距離のようなパラメータに関する議論が可能になった。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： NMR【磁気共鳴】 ,  反磁性 ,  マトリックス【母体】 ,  *常磁性体 ,  *ドーパント ,  *濃度測定 ,  磁気緩和 ,  X線回折 ,  化学分析 ,  核スピン ,  空間分布 ,  含有量 ,  ネオジム化合物 ,  金属イオン ,  緩和速度 ,  モナズ石 ,  線形性 ,  ランタン化合物 ,  リン酸塩 ,  イットリウム化合物 ,  スカンジウム化合物 ,  均一性 ,  リン酸塩ガラス ,  リン酸バリウム ,  塩化バリウム ,  固溶体
準シソーラス用語： *固体NMR ,  *反磁性マトリックス ,  *NMR緩和 ,  Vegard則 ,  *ネオジムイオン ,  *核緩和速度 ,  リン酸ランタン ,  均一分散

分類 (4件)： 磁気共鳴・磁気緩和一般  (BM07010T) ,  その他の無機化合物のNMR  (BM07043Z) ,  無機物質中の元素の物理分析  (CC03022H) ,  磁性体測定技術・装置  (BM06030I)

タイトルに関連する用語 (4件)： 固体NMR ,  反磁性 ,  マトリックス ,  常磁性体